独立したら1年は休まないで仕事をしろ?
スタイリストになって10年以上キャリアを積み店長も経験、
自分でやれる自信もついてきたのでいよいよ独立。
改装した自宅でひとりサロンをオープンして10ヶ月
ありがたいことに業績は順調で、
毎週火曜日と第1・3の月曜日にはきっちり休みをとれている。
定休日が祝日でも家族のためにサロンは休むことにしている。
小さなストレスは当たり前にあるけど、
務めていた時よりも使えるお金は増えたし
時間に余裕ができたので以前はできなかった
読書や旅行、
勉強会参加などして充実した日々を過ごしている。
そんな私の心に波風を立てたのは
以前勤めていた美容室の先輩だった。
その心の波風とは・・・
あなたの美容室の顧客管理とは何をすることですか?
美容室のオーナーさんに「顧客管理していますか?」と尋ねると
ほとんどの方は「してます」と答えます。
具体的に聞いてみると
・顧客管理ソフトにデータを入れている
・ノートに手書きしている
・紙のカルテで管理している
など様々です。
一人二人でやっているサロンはお客様のことは
ほとんど頭に入っていてカルテがあれば十分かもしれません。
中規模以上で顧数客が1,000人を超えているという場合、
管理ソフトなどを利用したほうが効率的です。
最近では多機能なソフトも多いようです。
しかしやり方は問題ではありません。
問題はデータをどう使うか?です。
顧客管理というとお客様のお名前や住所などの情報と
いつ何をしたか・何を買ったかという履歴、
また会話した内容などの記録をしておく
というイメージが強いと思いますが、
本当にこれで十分なのでしょうか?
青 春
一編の詩をご紹介します。
「青春とは、心の若さである」と言うように
歳を重ね肉体は衰えていくけれども、
好奇心や情熱、感動する心を持ち続ければ
いくつになっても若くいられると書いた詩です。
若さを意識するという事は歳なのかもしれませんが、
若年の頃にはできなかった経験や知恵を得て
おもしろくもなってきます。
私自身人生の後半戦をどう生きるか考える時に
一つの道を示してくれます。
みなさんも心に留めておいてはいかがでしょうか。
28歳からの美容師さんへ
前回に続き2つ目の問い
「28歳から必要な心得」
に対しての考えを書きます。
28歳といえばもうすぐ30。
年齢的には立派な大人です。
こちらも美容師としてというより、まず人として。
ある程度地中に根を張るとができたら、
今度は幹を太くし枝を伸ばし
きれいな花を咲かせたり
甘い果実を実らせるために
どんな栄養素を根っこから吸収すべきかも考えます。
28歳以下の美容師さんへ
あるところから(美容師が)「28歳」までにしておいたほうがいい“準備”
の意見を求められました。
私なりに思った事を回答しましたので、
このブログでも紹介しておきたいと思います。
美容師である前に社会人として、人として立つ事が大切。
「本立ちて道生ず」・・・これは論語の言葉です。
本(根本)を大事にしてそれを持つように勤めて励む。
根本があってこそ道というものができるのである。
という意味です。
有名になるとかギャラが上がるというのは
あくまでやってきたことが評価されてのこと。
ひとことで言えば結果です。
昨今は美容業界のみならず、
結果のみを求め最短距離を走ろうとする人が多いように思います。
しかし美容師としての基礎はもちろん、
人として基本敵な事をおろそかにしていたら
そのような結果を手にする事は出来ません。
美容師である前に人間として
人に信用される人格を築けているでしょうか。