菅野メモ
あれもダメこれもダメ?全てが規制されたらどうなるの?
あるバラエティー番組のキャラクターが、特定のセクシャリティーの人を嘲笑の対象として表現したとして、テレビ局の社長が謝罪するという自体に至った。
そのことにとても強い違和感を感じた。
私自身1対1の会話だったら、わざわざ相手を傷つけるようなことは言わないし、意図しなくてもぽろりと発言してしまわないように、気を付けながら話す。それが礼儀だと思うし、人間関係を円滑にするためのコツだと考えている。
仕事柄、自分が創作したものが何千人、何万人の目に触れる。色々な属性の人が見ることも、中には独特の感性を持つ人がいることもわかっている。常識の範囲でなるべく人を不快に感じさせないように創作しているつもりだ。
ただ、何らかの創作物を不特定多数の人に発信するとなれば、一般的にどんなにハッピーなものでも、発信者が意図せずとも、それを不快に思ったり、傷いたり、悲しくなったりする人がいる。
まけばはえ、はえれば育ち、育てば花が咲き、花が咲けば実る。
G.W.中なので最近読んで良かった文章を備忘録として。
ーー以下書籍より抜粋ーー
自然には法則性があるものの、その自然の前で指をくわえて見ていただければ、何も得ることができず、飢え死にをしてしまう。
氾濫する河川を目の当たりにして、いつまでも指をくわえて見ているだけであれば、その先に未来はない。
人は自らの力を使って、地を耕し、種をまき、育て、実を収穫することができる。洪水に対処するために、土木技術を使って堰を作り、川の流れを変えることもできる。
そのことを金次郎は「人道(じんどう)」と呼んでいる。
自然は忠実に法則を守って循環している。つまり、「天道(てんどう)」。その「天道」に対して、「人道」によって働きかけると、初めて明日生きる糧を得ることができる。
だからこそ、人は「天道」に対して、誠意を持って働きかけていくことが大切だと、金次郎は考えた。
金次郎は「水車」の比喩を使い説明している。
「人道と言うのは、例えてみれば、水車のようなものだ。その半分は水の流れに従い、半分は流れに逆らってまわっている。水車がまるまる水の中につかってしまえば、まわらないばかりか流されてしまう。また、水から離れてしまえば、まわることができない」(夜話)
「水の流れ」とは、「天道」と言うことだ。
このように、「天道」と「人道」が一体となれば、その働き分に応じて収穫を得ることができるのである。
「実はこんなにすごい 再建の神様 二宮金次郎の言葉と仕事」/長澤源夫 じっぴコンパクト新書 より抜粋
なぜメモが大切か?Feel&Think!
なぜメモが大切かというと、メモが癖になると、”感じること”も癖になるからだ。人より秀でた存在になる不可欠な条件は、人より余計に感じることである。メモは、感じたことを確認するためであろう。そしてメモを見直すことは、再び新しく感じることにほかならない。ではなぜ、”感じること”が大切なのかというと、感じなければ連想力が湧かず、連想力がなければ想像力(創造力)も生まれないからである。
野村克也『ノムダス 勝者の資格』より
まとめると「メモ」→「感じること」→「再び新しく感じること」→「連想力」→「想像力(創造力)」
いわゆるアンテナを張っている状態。成長したい想いが強ければ有益な情報を聞き漏らすまいとしてメモを取る。記録として残るが、その行為が記憶としても残る。すぐには役に立たなくても、その点がいずれ何か他の点と結びつき線となる。同じような気づきに囲まれた場所は、線と線がつながって面になる。そこに行動が加わりトライアンドエラーを繰り返しながら、再現性の高い立体的な知恵となる。考えるな感じろではなく、感じて考えろということか。Feel&Think!
備忘録160625 〜アウトプット志向学習〜
手段の目的化の罠
インプットから入るとその教科書を読みこなすこと自体が目的化するものである。
「手段は簡単に目的化する」という罠はどんなビジネスでも起こりがちだ。
世の中には、ビジネススキルの概説書が溢れている。
そういった本を読み、学習したことでビジネススキルが本当に身についたと言う話は聞かない。
せいぜい精神安定剤の機能を果たしているのに過ぎないのかもしれない。
「 読めば何かいいことがあるはずだ」と信じて学習することは、
そうした精神安定剤を求めての行動-、
すなわち読むこと自体が目的になってしまっているのではなかろうか。
ただでさえ時間という資源制約に悩まされるビジネスパーソンに、
学習を目的化するような余裕はないはずである。
備忘録160618~弱者が強者に勝てる場面とは~
7の力を持った自分。
10の力を持った相手。
この相手に勝つにはどうしたらよいのだろう。
互いに全力でぶつかるときは10対7で負ける。
ところが10の力を持っていても毎回必ず10の力を出しきるとは限らない。
せいぜい5の力を出せば勝てることも多い。
そんな時はわざわざ10の力を出しきらないだろう。
弱者にとってはその時がチャンスだ。