経営戦略
お隣の美容室が真似できないもの
ホームページやリーフレットに掲載する内容を見直ししたいという要望を受け、
メニュー名だけでなく具体的にどんなやり方をしているのか?
どうしてそうするのか?
どんな性質の薬剤を使っているのかなどを明示する事、
また未だ来店された事のないお客様に安心してもらうために
お店の雰囲気がわかる画像や施術中の写真を掲載する事をご提案しました。
すると
「他の美容室に真似されたら困るから・・・」と
これには少々参りました。
美容室オーナーのための問題解決の自己質問力(2)
自分に投げかける質問に「どうしたら新規のお客様が来てくれるか?」と
「どうしたら」を付ける事がポイントとご紹介しました。
更に100点に近づけるために
もっと具体的な質問に絞る必要があります。
「どうしたら__________新規のお客様が来てくれるか?」
点線には何が入るでしょうか?
答えは
ヘアーサロンが良い状況を少しでも長く続けるために
「果断」(かだん)・・・物事を思いきって行うこと。決断力のあること。
もともとの意味は、
果実が実り過ぎると質が落ちるので、
良質なものを収穫するため実る前に間引く事からきているようです。
元々美容室を経営していて業績が上向いてきたので、
ネイルやエステなどに事業を拡大し、
一時期は良かったのですが、
規模が大きくなり過ぎマネジメントが上手くいかず、
ささいなトラブルから元々居た優秀なスタッフも去ってしまい
今は元の美容室1店舗だけで細々と経営している。
という話を聞き「果断」という言葉が浮かんできました。
美容室の売上げをあげるための「仕掛け」はしているのに不調ではありませんか?
「売上げが上がらない。どんなことをやれば良いだろう?」
と考えるサロン経営者は多いでしょう。
もちろんそれも大切なことには変わりありませんが、
もっと大切な事があります。
そのもっと大切な事とは・・・
ヘアーサロンスタッフの縦だけでなく横への成長のポイントは?
前々回書いた適材適所についてのポスト「美容室店長のための適材適所の人材活用術」
に追記したい事があるので書いてみたいと思います。
美容師のステップアップとして
一般的にはアシスタント→スタイリスト→トップスタイリスト
→店長→オーナー(独立)という流れがあります。
そしてそれぞれのポジションでの役割があり、
上に行くためにやるべき事があります。
もう一つの切り口から見てみましょう。