ブック・オブ・ザ・イヤー2015
今年もこんな時期になりました。
菅野真一が2015年に読んだ約50册の中から厳選したおすすめの本ベスト3です。
1位/人生に生かす易経 竹村亞希子 日本経済新聞出版社 致知出版社
2位/現代に生きる「二宮翁夜話」 中桐万里子 致知出版社
3位/努力論(岩波文庫) 幸田露伴 岩波書店
1位/人生に生かす易経
今年読んだというよりは何年か前から手元に置いている1冊です。
中国古典の中でも最古の書と言われている易経の解説本です。
このブログでもここから何度か引用しています。
奥が深く理解しきれませんが探求していくのもまた楽しい本。
本書の帯に書かれています。
「出処進退に関する行動の指針となるべき法則やルールがシンプルに著されています。
この古い書物に書かれている言葉は、現代を生きる私たち一人ひとりの人生にも
新しい知恵の光を投げかけてくれます。」
二宮尊徳翁の歴史を学び未来のための思考を深めるin日光
「極楽と地獄の長い箸」の話をご存ですか?
極楽も地獄も長い箸で食事をしなければならない決まりがある。
大きな鍋を囲み長い箸を持って食べる。
あまりに箸が長いので自分で自分の口に食べ物を入れられない。
地獄ではみんな何も食べられずお腹をすかせ、
他の人の食べ物を横取りしようとしてケンカになった。
天国ではみんな楽しそうに食事をしていた。
長い箸でおたがいに食べさせあっていたのだ。
これと似た話で二宮尊徳(金次郎)の話で有名な「たらいの水」
こんな内容です。
たらいの水を自分の方に引き寄せようとすると、
水は向こうに逃げてしまう。
相手にあげようと押すとこちらに帰ってくる。
幸福を独り占めしようとすると逃げてしまうが、
相手のために尽くしていると幸福は勝手にやってくる、
という内容です。
ここまでは知っているという方もいるかもしれません。
しかしこの話には前段があると
尊徳の子孫である中桐万里子さんが言っています。
それは、
初めてのお客様が美容室に3回来店するシナリオをつくる
サロンの新規オープンやリニューアル時、
または大きな新メニュー導入時など新しい気持ちで盛り立てようとするとき、
OPEN告知のチラシをつくったり
web上でキャンペーンの告知をする事は多いと思います。
わざわざお金をかけてプロモーションするので通常料金ではなく
何らかのキャンペーンを打ちます。
・セットメニューが40%オフ
・○○を施術の方トリートメント無料サービス
・ヘッドスパ○○分以上のコースが半額・・・
オープン価格としてそれ自体は良いと思います。
興味を引くメニュー戦略を立てられればそれなりに結果は出るでしょう。
ただ美容室の営業はそこで終わりでなくその後もずっと続きます。
問題はいかに2回目や3回目の来店をしていただくか?
ではないでしょうか。
人の命を救った機転が効く人の考え方とは
江戸時代の実話だというとある話を読み
こんなかっこいい人間になりたいととても感心しました。
その話をご紹介します。
ある殿様が江戸城西の丸近くを通って登城しようとしたとき、
外国人が乗馬で行列の前を横切った。
殿様は通訳に「あの者の無礼を正して、その場で切り捨てよ」と命じた。通訳は外国人に、
「私の主人があなたの馬に乗る姿を見て、
西洋の鞍が面白い、乗り方も見事であるので、
鞍を拝見できないかと申しております。
途中でお止めて申して大変失礼であるが、
主人のたっての頼みなので、ぜひ見せて頂きたい。
主人がカゴから降りてくるのが本筋だけど、
あなたは乗馬が上手なので、
カゴの前に来て見せて頂けないか。」
サッカー日本代表元監督岡田武史さん講演in宇都宮
先日、宇都宮市で開催されたサッカー日本代表元監督で
FC今治オーナーの岡田武史さんの講演に行ってきました。
とても良い話が聞けたので備忘録として書き残します。
興味のある方もしよろしければお読みください。
・神は細部に宿る
たった一回くらいスライディングしなくても、
俺一人くらいサボっても…そのちょっとが勝負を分ける。
運は平等にある、それを掴めるかどうか。