小ネタ
二宮尊徳翁の歴史を学び未来のための思考を深めるin日光
「極楽と地獄の長い箸」の話をご存ですか?
極楽も地獄も長い箸で食事をしなければならない決まりがある。
大きな鍋を囲み長い箸を持って食べる。
あまりに箸が長いので自分で自分の口に食べ物を入れられない。
地獄ではみんな何も食べられずお腹をすかせ、
他の人の食べ物を横取りしようとしてケンカになった。
天国ではみんな楽しそうに食事をしていた。
長い箸でおたがいに食べさせあっていたのだ。
これと似た話で二宮尊徳(金次郎)の話で有名な「たらいの水」
こんな内容です。
たらいの水を自分の方に引き寄せようとすると、
水は向こうに逃げてしまう。
相手にあげようと押すとこちらに帰ってくる。
幸福を独り占めしようとすると逃げてしまうが、
相手のために尽くしていると幸福は勝手にやってくる、
という内容です。
ここまでは知っているという方もいるかもしれません。
しかしこの話には前段があると
尊徳の子孫である中桐万里子さんが言っています。
それは、
人の命を救った機転が効く人の考え方とは
江戸時代の実話だというとある話を読み
こんなかっこいい人間になりたいととても感心しました。
その話をご紹介します。
ある殿様が江戸城西の丸近くを通って登城しようとしたとき、
外国人が乗馬で行列の前を横切った。
殿様は通訳に「あの者の無礼を正して、その場で切り捨てよ」と命じた。通訳は外国人に、
「私の主人があなたの馬に乗る姿を見て、
西洋の鞍が面白い、乗り方も見事であるので、
鞍を拝見できないかと申しております。
途中でお止めて申して大変失礼であるが、
主人のたっての頼みなので、ぜひ見せて頂きたい。
主人がカゴから降りてくるのが本筋だけど、
あなたは乗馬が上手なので、
カゴの前に来て見せて頂けないか。」
サッカー日本代表元監督岡田武史さん講演in宇都宮
先日、宇都宮市で開催されたサッカー日本代表元監督で
FC今治オーナーの岡田武史さんの講演に行ってきました。
とても良い話が聞けたので備忘録として書き残します。
興味のある方もしよろしければお読みください。
・神は細部に宿る
たった一回くらいスライディングしなくても、
俺一人くらいサボっても…そのちょっとが勝負を分ける。
運は平等にある、それを掴めるかどうか。
青 春
一編の詩をご紹介します。
「青春とは、心の若さである」と言うように
歳を重ね肉体は衰えていくけれども、
好奇心や情熱、感動する心を持ち続ければ
いくつになっても若くいられると書いた詩です。
若さを意識するという事は歳なのかもしれませんが、
若年の頃にはできなかった経験や知恵を得て
おもしろくもなってきます。
私自身人生の後半戦をどう生きるか考える時に
一つの道を示してくれます。
みなさんも心に留めておいてはいかがでしょうか。
桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す
「桃李(とうり)もの言わざれども下(した)自(おのずか)ら蹊(みち)を成す」
史記に出てくる言葉です。
桃やすももは何も言わないが、
良い香りを放つので、
人が多く集まる。
そして、
その下には自然に道ができる。
という意味です。
私達も自然にまわりに
人が集まってくるような
魅力的な人間になりたいものですね。