経営改善
売上げを上げたいだけの美容室とお客様に喜んでもらいたい美容室の10の違い
1、
売上げを上げたいだけの美容室は「お金になりそうなメニューなら何でも導入します」
お客様に喜んでもらいたい美容室は「メニューの一つひとつを何のために提案するのか意味があります」
2、
売上げを上げたいだけの美容室は「自分のサロンのお客様は誰か(どんなニーズを持つ人か)解っていません」
お客様に喜んでもらいたい美容室は「自分のサロンのお客様は誰か解っています」
3、
売上げを上げたいだけの美容室は「通り一遍の接客をします」
お客様に喜んでもらいたい美容室は「一人ひとりその状況にあわせた接客をします」
ひとりサロン 予約を断ってもまた当然のように戻ってきてくれる理由
先日、いつ行ってもお客様がいる
オーナーさんがひとりで営業しているサロンに打合せに伺いました。
本人は他もそうでしょと謙遜しますが、
多くのサロンを視ている人間からみれば間違いなく繁盛している美容室です。
施術を受けていたお客様が帰り際に
次回の予約を入れていきました。
次回の予約をしていく人は多いのですかと伺うと
そうする人は多いと言います。
本当にオーナーは美容技術がスタッフに勝っていないといけないのか?
美容室オーナーはいくつになっても勉強熱心な方が多いと感じます。
特に技術に関しては経験を積んでいるほど新しい技術の習得も早く
技に一層磨きがかかります。
しかしそのウラには
自分はオーナーだからスタッフの誰よりも技術が上手くなければいけない。
自分はオーナーだからスタッフの誰よりも接客が上手くなければいけない。
自分はオーナーだからスタッフの誰よりも知識が豊富でなければいけない。
とう思いも少なからずあるようです。
立派な事ですし、
見本にならなければスタッフが付いてこないという見方もあります。
ただ、そのようなやり方には少し危うさも感じます。
例えば、
美容室ブランディングしていますか?あなたのサロンらしさは何?
「ブランディングってどうやれば良いんですか?」
と聞かれる事があります。
とても一言では言えないので返答に困ります。
仕方がない事ですが思い違いをしている方も少なくないように感じます。
ロゴを新しくしてもブランディングはできません。
店舗をリフォームしてもブランディングはできません。
思いつきの提案をしてもブランディングはできません。
値下げをして広告を出してもブランディングはできません。
ヘアーサロンが良い状況を少しでも長く続けるために
「果断」(かだん)・・・物事を思いきって行うこと。決断力のあること。
もともとの意味は、
果実が実り過ぎると質が落ちるので、
良質なものを収穫するため実る前に間引く事からきているようです。
元々美容室を経営していて業績が上向いてきたので、
ネイルやエステなどに事業を拡大し、
一時期は良かったのですが、
規模が大きくなり過ぎマネジメントが上手くいかず、
ささいなトラブルから元々居た優秀なスタッフも去ってしまい
今は元の美容室1店舗だけで細々と経営している。
という話を聞き「果断」という言葉が浮かんできました。