ゆとり世代美容師を活躍できるスタッフに育てる
ここ数年、ヘアーサロンの新卒採用者の定着が悪いという話を良く耳にします。
「一度注意したらやめてしまった。」
「何度指示しても自分から動けるようにならない。」・・・頭が痛い問題です。
彼らはいわゆるゆとり世代や草食系と呼ばれる年代です。
特定の世代を一括りにしてしまうのは乱暴ですが、
便宜上そう呼びます。
「常識がない」「やる気が無い」「理屈っぽい」etc・・・
もちろん理容美容業界に限った事ではありません。
私自身は団塊ジュニア世代です。
同級生の人数も多く学生時代から厳しい競争にさらされ、
上下関係のはっきりした中で育ちましたので、
先生や先輩の言わんとする事を察して行動する事が自然と身に付きました。
ですので若い人を雇う側の苦労もとても良くわかります。
しかしそんな彼らの愚痴ばかり言っていても何も前に進みません。
ここは一つ考えを変えてどうしたら活躍できる人材に育てられるか考えてみましょう。
本当にオーナーは美容技術がスタッフに勝っていないといけないのか?
美容室オーナーはいくつになっても勉強熱心な方が多いと感じます。
特に技術に関しては経験を積んでいるほど新しい技術の習得も早く
技に一層磨きがかかります。
しかしそのウラには
自分はオーナーだからスタッフの誰よりも技術が上手くなければいけない。
自分はオーナーだからスタッフの誰よりも接客が上手くなければいけない。
自分はオーナーだからスタッフの誰よりも知識が豊富でなければいけない。
とう思いも少なからずあるようです。
立派な事ですし、
見本にならなければスタッフが付いてこないという見方もあります。
ただ、そのようなやり方には少し危うさも感じます。
例えば、
「脳が冴える15の習慣」から学んだこと
前回に続き脳神経外科医の築山節さんが書いた
「脳が冴える15の習慣」という本から学んだことを書きます。
まず、脳にとって良い習慣を身に付けることは木を育てるようなもので、
環境と育て方を間違えば葉が落ちると言います。
葉が落ちるとは脳でいえば機能が衰えたり、
上手く使えなかったりということです。
脳にとって良い習慣を身につけたからといって
すぐに劇的な効果が現れるわけではありませんが、
その効果は一生続きます。
ブログを書き続けるためのネタ探しと、そのメリット
このブログ。読んでくれた人の役に立つような
内容にしようと意識して続けています。
ブログを書くということは
自分の中にあるものを外に出すということになりますが、
やはりインプット無しではアウトプットできません。
経験したことだけ書いていたのでは最初は良くてもそのうちネタが尽きてしまいます。
ここまで何とか続けてこられたのは、
読んでくださる方がいて励まされるということと、
もう一つはネタ探しが身についてきたといえると思います。
お隣の美容室が真似できないもの
ホームページやリーフレットに掲載する内容を見直ししたいという要望を受け、
メニュー名だけでなく具体的にどんなやり方をしているのか?
どうしてそうするのか?
どんな性質の薬剤を使っているのかなどを明示する事、
また未だ来店された事のないお客様に安心してもらうために
お店の雰囲気がわかる画像や施術中の写真を掲載する事をご提案しました。
すると
「他の美容室に真似されたら困るから・・・」と
これには少々参りました。