美容室経営
ゆとり世代美容師を活躍できるスタッフに育てる
ここ数年、ヘアーサロンの新卒採用者の定着が悪いという話を良く耳にします。
「一度注意したらやめてしまった。」
「何度指示しても自分から動けるようにならない。」・・・頭が痛い問題です。
彼らはいわゆるゆとり世代や草食系と呼ばれる年代です。
特定の世代を一括りにしてしまうのは乱暴ですが、
便宜上そう呼びます。
「常識がない」「やる気が無い」「理屈っぽい」etc・・・
もちろん理容美容業界に限った事ではありません。
私自身は団塊ジュニア世代です。
同級生の人数も多く学生時代から厳しい競争にさらされ、
上下関係のはっきりした中で育ちましたので、
先生や先輩の言わんとする事を察して行動する事が自然と身に付きました。
ですので若い人を雇う側の苦労もとても良くわかります。
しかしそんな彼らの愚痴ばかり言っていても何も前に進みません。
ここは一つ考えを変えてどうしたら活躍できる人材に育てられるか考えてみましょう。
本当にオーナーは美容技術がスタッフに勝っていないといけないのか?
美容室オーナーはいくつになっても勉強熱心な方が多いと感じます。
特に技術に関しては経験を積んでいるほど新しい技術の習得も早く
技に一層磨きがかかります。
しかしそのウラには
自分はオーナーだからスタッフの誰よりも技術が上手くなければいけない。
自分はオーナーだからスタッフの誰よりも接客が上手くなければいけない。
自分はオーナーだからスタッフの誰よりも知識が豊富でなければいけない。
とう思いも少なからずあるようです。
立派な事ですし、
見本にならなければスタッフが付いてこないという見方もあります。
ただ、そのようなやり方には少し危うさも感じます。
例えば、
お隣の美容室が真似できないもの
ホームページやリーフレットに掲載する内容を見直ししたいという要望を受け、
メニュー名だけでなく具体的にどんなやり方をしているのか?
どうしてそうするのか?
どんな性質の薬剤を使っているのかなどを明示する事、
また未だ来店された事のないお客様に安心してもらうために
お店の雰囲気がわかる画像や施術中の写真を掲載する事をご提案しました。
すると
「他の美容室に真似されたら困るから・・・」と
これには少々参りました。
美容室オーナーのための問題解決の自己質問力(2)
自分に投げかける質問に「どうしたら新規のお客様が来てくれるか?」と
「どうしたら」を付ける事がポイントとご紹介しました。
更に100点に近づけるために
もっと具体的な質問に絞る必要があります。
「どうしたら__________新規のお客様が来てくれるか?」
点線には何が入るでしょうか?
答えは
美容室オーナーのための問題解決の自己質問力(1)
美容室を経営していると多くの
解決しなければならない問題が出てきます。
アドバイスをもらったとしてもその方法を実施するかどうか
最終的に決断するのはオーナーです。
自分の判断一つでサロンの将来が左右される重圧がかかります。
そんなとき頼りになるのが自己質問力です。
この方法は会議やミーティングでも使えますが、
自分で考える時にどうすればよいかというポイントに絞ってご紹介します。
問題解決の方法は幾つもありますが、
このやり方は簡単で成果も出やすいのでぜひ覚えて下さい。