読書感想
晴れの日だって傘は売れる
もうすぐ梅雨の季節です。
一年間で売れる傘の本数はどれくらいだと思いますか?
約1億1100万本(2013年)で、
そのうち17%は「ウォーターフロント」という会社の傘だそうです。
本数にするとだいたい1870万本!
凄いですね。
この会社は使い捨てのビニール傘と同等の値段(500円)で
ファッション性の高いカラーバリエーション豊富な傘を販売し、
急成長しました。その秘密は・・・
自分が変わるために新しい習慣を身につけるか?悪いクセをやめるか?
セミナーを受講したり
出世した友達と会ったり
大きな失敗をした時・・・
「このままではダメだ、新しい自分に生まれ変わろう」と思った事は
誰でも一度や二度はあるでしょう。
自己啓発のセミナーに行ったり本を読んだりして
自分を変えようと慣れない新しい習慣に取り組み必死に努力します。
しかし変わるというのは言葉で言うほど簡単ではありません。
努力し続けて本当に変身できる人は
100人のうち何人いるでしょうか?
そんな大変な思いをしなくても
もっと肩の力を抜いて
何も新しい行動を学ばずに変われる方法がある
と教えてくれる本を読みましたので、
ご紹介します。
疑わない純粋な心が氷も溶かす「花のき村と盗人たち」
”むかし、花のき村に五人組の盗人がやってきました。
かしらは「おまえら村の様子を見てこい」と弟子に探りにいかせます。
突然後ろから「おじさんこの牛、もっていてね」と
小さいわらじを履き子牛を連れた7歳くらいの男の子に手綱を渡されました。
男の子はどこかに行ってしまいました。
かしらは「何もせずに牛一匹を得た」と笑いました。
笑いすぎて涙が出ました、
ところがその涙が止まりません。
かしらはじめて人に信用されて嬉しくて泣いていたのです。
ところが、
美容室はどうしたらお客様へいつまでも新鮮味を提供できるか
美容室に長期間定期的に通ってくれる
ありがたいお客様も多くいらっしゃると思います。
中には「今日はどうなさいますか?」と聞いても
毎回「いつもと同じで」と
おっしゃる方も少なくないのではないでしょうか。
そんなお客様にはどのように対処していますか?
もちろんお客様がいつもと同じとリクエストしていますので、
無理にスタイルチェンジをする必要はないと思いますが、
本当に「いつもと同じ」にするだけで良いのでしょうか?
損得を考えず人のために行動できる無欲な人が一番幸せになる
ある若者が仕事をするため車に乗ろうとしたら壊れていた。
隣に家に行き車を貸してもらえないかと頼んだ。
「貸してもいいが、荷物を運ぼうとしているところだ。それが終わらないと貸せない。」
と言われた。
どうせ家に居てもすることがないので「荷物運びを手伝います」と言って
一緒に作業をした。
下ろすだけではなく荷物を使いやすいように配置をして
壊れているものは簡単な修理をした。
ひと通り終わって車を借りた。
その後隣の人は
「車だけじゃなく、困ったことがあったら何でも遠慮なく言ってくれ」と言ってくれた。
車を借りられるまでの暇な時間で手伝っただけだったが、
思わぬものを得た。