読書
疑わない純粋な心が氷も溶かす「花のき村と盗人たち」
”むかし、花のき村に五人組の盗人がやってきました。
かしらは「おまえら村の様子を見てこい」と弟子に探りにいかせます。
突然後ろから「おじさんこの牛、もっていてね」と
小さいわらじを履き子牛を連れた7歳くらいの男の子に手綱を渡されました。
男の子はどこかに行ってしまいました。
かしらは「何もせずに牛一匹を得た」と笑いました。
笑いすぎて涙が出ました、
ところがその涙が止まりません。
かしらはじめて人に信用されて嬉しくて泣いていたのです。
ところが、
小さなわらじの男の子の正体は・・・
いつまでたっても男の子は牛を取りにきません。
かしらは弟子達と探しに行くのですが、
みつからないので村役人に届けます。
めがねをかけた老人でした。
訳を話すと牛を預かってくれたばかりか、
酒などをもてなしてくれたのです。
お礼を言って家を出ましたが、
「わしらを信じてくださるご老人を、
私はもうあざむくことができない。」と引き返し
盗人であることを白状して、
これからはまじめに生きることを誓います。
村に昔からある小さい地蔵さんのそばには
小さなわらじが置いてあったということです。”
「花のき村と盗人たち」という新美南吉の童話です。
「ごん狐」や「手袋を買いに」は知っている
という方も多いと思いますが、この話はご存知でしたか?
私は最近初めて知りました。
花のき村は実在の地域で現在は愛知県安城市花ノ木町になっています。
作者の新美南吉は実際にここに住み
教師をしていたそうです。
個人の言動の影響力は決して小さくない
人を疑わない純粋な心が「こんな俺でも信用してくれる人がいる、
そのひとのためにも、もう悪いことは止めよう」と
かしらのこころを変えてしまいました。
一滴のしずくが水面に落ちて
水面全体に波紋が広がるようです。
たった一つの無条件の信用が
悪人の中の善良な心に働きかけ
今までの行いを反省し心を改めさせたのです。
私達一人ひとりはとても小さな存在ですが、
良くも悪くも個人の言動の影響は決して小さくありません。
直接コミュニケイションした相手から
波紋のようにその周囲の人に影響を及ぼし、
またその周囲へと伝わります。
・・・
・・・ブログではここまでです。
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