教訓
疑わない純粋な心が氷も溶かす「花のき村と盗人たち」
”むかし、花のき村に五人組の盗人がやってきました。
かしらは「おまえら村の様子を見てこい」と弟子に探りにいかせます。
突然後ろから「おじさんこの牛、もっていてね」と
小さいわらじを履き子牛を連れた7歳くらいの男の子に手綱を渡されました。
男の子はどこかに行ってしまいました。
かしらは「何もせずに牛一匹を得た」と笑いました。
笑いすぎて涙が出ました、
ところがその涙が止まりません。
かしらはじめて人に信用されて嬉しくて泣いていたのです。
ところが、
損得を考えず人のために行動できる無欲な人が一番幸せになる
ある若者が仕事をするため車に乗ろうとしたら壊れていた。
隣に家に行き車を貸してもらえないかと頼んだ。
「貸してもいいが、荷物を運ぼうとしているところだ。それが終わらないと貸せない。」
と言われた。
どうせ家に居てもすることがないので「荷物運びを手伝います」と言って
一緒に作業をした。
下ろすだけではなく荷物を使いやすいように配置をして
壊れているものは簡単な修理をした。
ひと通り終わって車を借りた。
その後隣の人は
「車だけじゃなく、困ったことがあったら何でも遠慮なく言ってくれ」と言ってくれた。
車を借りられるまでの暇な時間で手伝っただけだったが、
思わぬものを得た。
何が幸いするかわからない〜商売の本道を歩み逆風スタートからの成功〜
人口27,000人、3人に1人が65歳以上の高齢者とうい過疎が進むまち
鹿児島県阿久根市に24時間営業の大型スーパー「A-Zあくね」があります。
出展の許可が下りるまで11年もかかり、
どうせお客さんなんか来ないと
開店を目前にして銀行から融資を断られるなど、
大変な逆風の中でスタートしました。
またスタッフを募集しても経験者の応募はなく、
定年退職者や農閑期の農家の人、
主婦、地元の学校の新卒者など
未経験者ばかりの素人集団での立ち上げとなりました。
しかしその事が幸いし、
いまでは一日に平均17,000人来店し、
年商100億円を超える大繁盛店に成長しました。
人生の大きな花を咲かせるためには
テレビのニュースなどでレンコンの収穫を
ご覧になった事がある方も多いと思います。
泥水の中に胸まで浸かって
一本いっぽん手作業で収穫します。
とても大変そうです。
この大変な作業をしてくださる方がいて
私達はおいしいレンコンを食べる事が出来ます。
そのレンコンはきれいな花を咲かせます。
みなさんもご存知の蓮の花です。
花瓶の中にあっても美しい花ですが、
泥水の中に咲く蓮の花はそのギャップもあって
より人々の目を楽しませてくれます。
蓮の花は泥水が濃ければ濃いほど、
大輪の花を咲かせ、
きれいな水の中では小さな花しか咲かないそうです。
人生の花を咲かせることと同じだと思いました。
常に変化する世の中の流れを止めることは出来ないが、流れを○○○ことはできる
人間万事塞翁が馬(にんげん(じんかん)ばんじさいおうがうま)
という中国の故事を知っていますか?
簡単にいうとこんな話です。
中国の北の方にある老人が住んでいました。
ある時、その老人の馬が北の国の方角に逃げていってしまいました。
近所の人々は気の毒がって老人をなぐさめに行きました。
ところが老人は残念がっている様子もなく言いました。
「このことが幸福にならないとも限らないよ。」
そしてしばらく経ったある日、
逃げ出した馬が良い馬をつれて帰ってきました。
そこで近所の人たちがお祝いを言いに行くと、
老人は首を振って言いました。
「このことが災いにならないとも限らないよ。」
しばらくすると、