小ネタ

最善の決断「今一番大事な事は何か」を見誤るな

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中日ドラゴンズを2004年から8年間で4回も優勝に導いた
落合博満元監督。

著書の中で「今一番大事な事は何か」を見誤るなと言っています。
2011年にオールスターゲームでセ・リーグの監督を務めた時のエピソードです。

ファン投票で選ばれた選手以外にはエース級の投手を選出しませんでした。
それはなぜでしょう？

出場選手のコンディションを第一に考えた。

3日間のオールスターで休養日は前後一日ずつしかありません。
その休養日も移動日になるので実際のところ休養にはなりません。

リーグ再開後いきなり遠征というチームもあります。
落合監督が第一に考えたのは
”出場選手をケガや故障させずに各チームへ返す”という事でした。

パ・リーグは「夢の球宴」にふさわしく
ファン投票で選ばれた選手以外にもエース級の投手を選出しましたが、
セ・リーグは各チームの監督とも相談し
結果的にはリリーフ投手中心に選ばれました。

公式戦を重要視しオールスターゲームを
軽視するという事ではありません。

普段5〜6日に1回ペースで先発している投手を
オールスターで1イニングでも投げさせると
コンディションが乱れその後の公式戦に大きな影響を与えます。

リリーフピッチャーなら基本的に毎日のように投げるので、
その影響は小さいと考えたのです。

オールスターの意義や醍醐味を十分に考えました、
その上でくだした決断でした。

プロ野球界にとっては選手が一番の財産

選手に大きな負担はかけたくない、
反面ファンにも喜んでもらいたい。
難しい判断です。

それでも
「今、一番大切な事は何か」という点だけは見誤ってはいけない。
と言います。

プロ野球のその年のシーズン、
選手達の活躍、
長いスパンで野球を楽しめるかと考えた上での
今の最善の決断。
参考・・・「采配」(ダイアモンド社)／落合博満

この決断が良かったか悪かったかという話ではなく、
他の監督だったらここまで考えたでしょうか？

ここまで深く考える監督だからこそ現有戦力で
超一流選手を揃えたチームを抑え
冒頭に書いたようなすばらしい成績を残せたのだと思います。

仕事に限らず人生のあらゆる場面で「今一番大事にすべき事は何か？」と
自問自答しながら物事に取り組んでいくと、
・・・

・・・ブログではここまでです。

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