読書
ブック・オブ・ザ・イヤー 2010
去年は多くの本を読みました。
間違いなく、これまでの人生の中で1番読みました。
と言ってもそれまではそれほど読んでいなかったので、
その数は50〜60冊です。
実務書が多いのですが、ジャンル的には、
マーケティング、経営戦略、広告、web関係、仕事術系です。
今となっては、新しい知識を得る事が楽しくなっていますが、
初めは半ば「勉強しなくては」という脅迫観念に近いものがありました。
無意識ながら、今の大きな時代の変化に対応しなければいけない
という思いが強くあったのだと思います。
このブログを続けて書いている事も、勉強を継続できている理由になっています。
感覚的なものですが、1つアウトプットするには３つ位のインプットが必要だと感じます。
週に１回は必ず書くと決めているので、
このブログを書いていなかったら、
ここまで本を読む事もなかったでしょう。
その中で最も良かった本をご紹介します。
「福」に憑かれた男
です。
私があまり読まない類いの本ですが、
何かで紹介されているのを見て、読んでみたいと思いました。
突然他界した父親に代わり、実家の本屋を継いだ男。
しかし経営はまったく軌道に乗らず、
ついには閉店の危機を迎えた時に福の神が現れ・・・。
物語なのでとても読みやすいのですが、書いてある事は深いです。
私が一番印象に残ったのは
「考えなければならないのは、どうやって自分の欲しいものを手に入れるかではない。
どうしてそれを手に入れなければならないのかである。」
という一節です。
目からウロコが落ちました。
確かに福の神だろうと、人間だろうと、
私利私欲の為だけに働く人を応援しようという気は起こりません。
稼いだそのお金を何に使いたいのかが明確になっていて、
周囲の人の共感を得られれば、
応援してくれる人は自然に増えてくるのではないかと納得しました。
先行き不透明なこの時代にぴったりな本です。
経営者の方は勿論、人生に迷っている方にもお勧めします。
と、ここまで書いて何なのですが、
実はこの本、読んだのではなく聴きました。
オーディオブックです。
iPodなどの携帯音楽プレイヤーに入れておき、
移動中は勿論、簡単な作業中や就寝前など手軽に何回でも聴けるのでとても気に入っています。
個人的に感じた事は耳から入る音声は記憶に残りやすいという事です。
価格も新書を買うのとほぼ同じ料金なので、リーズナブルです。
詳しくは以前書いたこちらの投稿をお読み下さい。
移動中にも楽々勉強
こちらからも「福」に憑かれた男のオーディオブックを購入する事が出来ます。
是非お試し下さい。
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