マーケティング, 読書
ターゲットを変えて大成功した会社
私は宅配はクロネコヤマトにお願いしています。
日ごろ、いろいろな宅配業者が荷物を届けてくれますが、
中にはサインが必要なはずの荷物を
玄関先に置いて行ってしまう業者もあったりする中で、
クロネコヤマトのサービスや対応は群を抜いて良く、安心できます。
きっと私が送った荷物も、お客様に気分良く届けてくれると思います。
そのクロネコヤマト、
元々は大口商業貨物のトラック輸送をしていたそうです。
しかし、
後発だったので競争力が低く、利益を削り安くやらざるを得ないなど、
不利な状況でした。
また、三越百貨店の宅配事業も請け負っていましたが、
三越の業績悪化にともないコスト削減の対象になり、
こちらの事業でも厳しい状況に置かれ、
会社は戦略的に大きな方向転換が必要になりました。
そこで目を付けたのが、個人宅への配送でした。
個人宅配は以下のようなメリットがありました。
・指定通りの日時にキチンと届く価値が高い
・競争が激しくない(当時唯一のライバルが、国営だった郵便局)
・個人客は値引き交渉をしない(コスト意識が低い)
・現金払い
・潜在的な市場が有る
・三越百貨店の宅配事業の経験でノウハウがあった
・アメリカでも、小包事業でUPSが成功していた
etc・・・
しかしながら、いくら魅力的な市場とは言え、
インフラの整備には莫大な費用がかかります。
全国の警察署の数を参考に、1200ヶ所の拠点が必要でした。
いったい1200ヶ所もどうやって作ったのでしょう？
コストを抑えるために、考えに考えた末、
酒屋や米屋など一般の人が普段良く行くお店に
取次店となってもらいました(現在はコンビ二がその役割を担っている)。
その結果、取次店にとっても副収入が得られ、
お客さんの利便性も高まりました。
競合同士が、お互いに苦しい戦いを続けなければならない業界は多いと思います。
その中でも、・・・
・・・ブログではここまでとなります。
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