読書

「ゆっくり急ぐ」仕事のしかた

[`evernote` not found]

「ゆっくり急ぐ」仕事のしかた

 古代ローマの皇帝・アウグストゥスが言っているように、「ゆっくり急げ」が仕事のコツである。むやみにあせったところでしごとがはかどる事はない。
仕事は丁寧にすべきだが、何一つ欠ける事がなく、完璧になしとげなければならない、などとは思わないこと。そんなことは誰だって不可能だ。
自分の得意な部分をできるだけ完全に仕上げるように。より大きな分野を扱う場合なら、その中でも、本質にふれる部分や核になる部分をしっかりカバーすることに力を注ぐようにすればいい。
多くを望むものは、結局、小さなものしか得られない。これは仕事に就いてもあてはまる考えだ。

自分の人生に一番いい結果を出す幸福術
ヒルティ 齋藤孝 訳・解説/三笠書房より抜粋

神の手の仕事

・・・以前テレビでみた何万人もの命を救った
「神の手」と呼ばれるスーパードクターも
同じことを言っていました。
慎重に段取りを組むが、
その道筋が見え一本の線としてつながったら
患者の負担を最小限にする為、
細心の注意を払いながら手を動かし一気にやり遂げる。と
また似顔絵を描くにしても
写真のように全体を精細に描くと確実に似た絵になりますが、
相当な時間を費やします。
しかしその人の一番の特長をしっかり観察し描くと
他の部分はそこまで作り込まなくても
短時間で似顔絵を描く事が出来ます。
みなさんの仕事にも通ずるものがあるのではないのでしょうか。

 

考えることと作業的な部分を分ける

訓練すればできるようになる作業的な部分と
その都度最善の状態にする為に考えることを区別し、
時間をかけても大事なポイントはどこかを見極め
それを果たすためのスキルを身に付けておき、
できるだけ速くやる。
それが「ゆっくり急ぐ」ということなのではないかと感じました。
若いうちにスキルを身に付け、
成長していくにつれ更に良いスキルの使い方を学んでいくというイメージです。
これを繰り返しこなしていく事で
効率良く完成度の高い仕事ができるようになってくるのではないかと思います。

[`evernote` not found]

この記事が少しでもお役にたちましたら、はてなブックマークやツイッター等で共有していただけると、たいへん励みになります。
2016-10-22 | Posted in 読書No Comments » 

【美容室の「できるスタッフ」を育成する講座】 できる美容室スタッフ講座