読書

備忘録160625 〜アウトプット志向学習〜

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アウトプット志向学習法のすすめ 常識的学習法の罠

手段の目的化の罠

インプットから入るとその教科書を読みこなすこと自体が目的化するものである。
「手段は簡単に目的化する」という罠はどんなビジネスでも起こりがちだ。
世の中には、ビジネススキルの概説書が溢れている。
そういった本を読み、学習したことでビジネススキルが本当に身についたと言う話は聞かない。
せいぜい精神安定剤の機能を果たしているのに過ぎないのかもしれない。
「 読めば何かいいことがあるはずだ」と信じて学習することは、
そうした精神安定剤を求めての行動-、
すなわち読むこと自体が目的になってしまっているのではなかろうか。
ただでさえ時間という資源制約に悩まされるビジネスパーソンに、
学習を目的化するような余裕はないはずである。

学習先送りの罠

アウトプットを設定すると、すべての学習活動の効率が上がる。
アウトプットには必ず締め切りがあり、
締め切りまでの1番効率的な資源配分を考えるからである。
アウトプット志向型の学習においては、目的は仕事の完成であり、
その仕事において良いアウトプットを出すという目的のためにスキルを学習するのである。
仕事を出発点としているために、現実への適用性が要請されており、
「教科書に書いてあることをまとめました」 というレベルのアウトプットでは、
意味のあるアウトプットにはならない。
他人より深い学習、そして自分なりの洞察があってこそ
“作品としてのアウトプット”ができあがるのだ。

山本真司著/「30歳からの成長戦略」(PHPエディターズ・グループ)より抜粋

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2016-06-25 | Posted in 読書No Comments » 

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