読書
タイガーウッズのコーチはタイガーよりゴルフが上手いのか?
タイガー・ウッズを10年コーチしてきた、
ブッチ・ハーモン氏はタイガーよりゴルフが上手いでしょうか?
もちろんゴルフはタイガーに到底敵いません。
よりよいスコアを出せるなら自分がプレーしていたでしょう?
ではなぜ彼は世界一のプレイヤーをコーチできたのでしょうか?
パワー・オブ・クエスチョンズ(質問する力)
『セルフトークマネジメントのすすめ』という本の中で書かれている一節です。
ブッチ・ハーモン氏はある時メディアから質問されました。
「あなたはどうやって指導するのですか?」
「今、もうあいつに敵うものは一つもない。ドライバーもアイアンもアプローチも、パターもメンタルも何一つ敵わない。」
続けて
「だが、私にはパワー・オブ・クエスチョンズ(質問する力)がある。」
具体的には以下の様な質問をするといいます。
コーチ 「タイガー、これから全英オープンに挑戦するわけだが、コースについて君はどんなふうににとらえている?」
タイガー「フェアウェイがとても狭くて、ラフが深い。ラフにいれるとまずいので確実にヘアウェイをキープしたい。」
コーチ 「フェアウエイをキープするために、今、君が考えていることを教えてくれないか?」
タイガー「まずは、いつもの様に高くあげて遠くに飛ばすショットではなくて、弾道を低く抑えて、確実にフェアウェイをキープする。」
コーチ 「なるほど。だとすると君のスイングの中で、どこに一番意識を向けるのが大事だと思う?」
タイガー「やはり腰だ。腰を深く大きく回すのではなくて、浅く小さく、ぶれのない軌道で回すことが非常に大事だ。」
コーチ 「なるほど。だとすると事前の練習や準備の中でどのように点にフォーカスしておこなうのか?」
タイガー「ぶれのない軌道で腰を回すためには、股関節を柔らかくする必要がある」
コーチ 「では、そのようにやてみよう」
という具合です。
あっぱれですね、
会話の中身をみく見てみると実はこのコーチは何も教えていません。
適切な質問をしてタイガーからその答えを引き出しているだけです。
その質問を投げかけることによって、
相手はその答えを考えます。
そしてタイガーのような天才レイヤーは次々と結果を出していきます。
一般の人でも必ず成果に結びつくとは限りませんが、
少なくてもその質問に対して意識を集中させることは出来ると思います。
まさにパワー・オブ・クエスチョンズです。
あなたの夢は何ですか?
今年の春頃「菅野さんの夢は何ですか?」と聞かれたことがあります。
自分では何となく描いていたつもりでしたが、
いざ急に聞かれるとなかなか言葉になって出てきません。
少し考えて
「人に喜んでもらえるようなことをやっていきたい。大小や仕事・プライベートに関わらず、
自分が何かしたことで喜んでもらえるなら、それが一番嬉しい。」
と答えました。
聞かれて初めて自分はこんなふうに考えていたのだなと、
言葉になってようやくしっかりと認識できました。
まだおおまかではあると思いますが、
あの時、夢を聞かれなかったらその言葉でさえも
今でも自分で認識できないでいたと思います。・・・
・・・ブログではここまでとなります。
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