美容室経営
勇気を出して一歩踏み出し売上げ1.7倍にしたお客様
ネットの美容ニュースを見ていたら知っている名前が!弊社でカードなどをご注文いただいている京都のお客様でした。ヘアカラーにフォーカスしした取り組みで、なんと月の売上が60万円→100万円に!なぜか私まで嬉しくなってしまい、お話を聞かせていただきました。同じような悩みを持つ小規模サロン様の手助けがしたいと、インタビュー内容を公開することをOKしていただきましたので、みなさんにもシェアいたします。ぜひご覧下さい。
まず、私が見たネットの美容記事を簡単にまとめるとこんな感じです・・・
・サロン成長のカギは「頻繁に繰り返す方のニーズ把握」と「事前案内DM
・刺激やダメージの少ない新しいヘアカラーを既存客全員にＤＭで案内
・1年前からは「白髪染め専門店」として本格的に稼働、月60万円の売上は平均100万円を超えるように
・事前にDMやPOPで案内。当日急に料金アップがなく、すんなり受け入れてくれる
・続けられる安心感とツヤの実感で２か月以内の再来が70→95％に
・ホームカラーで染めていたようなお客さまも毎回サロンで染めてくれるように
・予想以上の新規集客効果！新規リピート率も65→80％に
・・・ざっくりですが、こんな感じです。
独自インタビュー公開
京都府向日市「abelia」オーナー川畠清貴様
http://www.abelia-kyoto.com/
お客様にはっきりとわかる「差別ポイント」が作れていなかった
Q1、この取り組みをされる前は、具体的にどのような解決すべき課題がありましたか？
A1、まず明確な「売り」がなかったということ。「マンツーマン」や「カット」を売りとしていましたが、他も同じような謳い文句を出しているのでお客様にはっきりとわかる「差別ポイント」が作れていなかったです。なので客層もはっきりせず。小規模なのに無理して大型店と同じことをしていた感じです。当然売上げも伸びませんでした。あと、近隣に大型ショッピングモールができて周辺に新規出店が続き、なおさら同じことをしていては厳しいなと感じていました。
「プライドとか言ってる場合じゃないなと」
Q2、白髪染め専門店とうたって営業していくと決めたときの気持ちは？
A2、正直、最初は不安でした。あまりオシャレなイメージもなかったですし（笑）でも、それまでは同じようなことを繰り返して結果は変わらなかったので、プライドとか言ってる場合じゃないなと。もともと白髪染めのお客様は多かったですし、特にグレイ世代の女性は「悩みを解決したい」という欲求が強い世代なのでそのあたりも事前にお客様にリサーチしてこれならしっかりニーズに応えれるという確信はありました。
なによりお客様の「質」が変わった
Q3、この取り組みをする前とした後で一番変ったことは何ですか？
A3、売上げや客数などはもちろんですが、なによりお客様の「質」が変わったと思います。「近いから」とか「安いから」という方ではなく、「悩みが解決できそう」とか「髪や地肌に良さそう」っていう金額などではなく、本当に信頼してくれる方が増えました。僕自身もそういうお客様が多くなることでストレスもなくなりますし、以前に比べると格段に仕事がやりやすくなっています。
「川畠さんの言葉」
低迷期からなんとか一つの活路を見出して復活しました。
おかげさまで今は「白髪染め」をメインとしてお客様にも順調に来ていただけています。
これからは自分の低迷期からの経験や考え方など伝える側になって発信して、
同じように大変な思いをされているオーナーさんの手助けができればと考えています。
『毎月染めたい』『ツヤがほしい』ニーズを掘り起こして売上月60万円→月100万円サロンに
http://m-moulin.jp/news/voice/3901
小さいお店や企業は強みや得意分野で勝負しなさいとあちこちで言われますが、実際はなかなか１歩踏み出すのを躊躇してしまうという方も多いと思います。対象を小さく絞りすぎると既存のお客様がいなくなってしまうのではないか？対象外になってしまう客層が来なくなってしまうのではないか？絞ってもどうせ他でも同じようなことをやっているし・・・etc
対象を絞るのはとても勇気がいることだと思います。ですが、川畠さんも言っているように「同じようなことを繰り返して結果は変わらない」のもまた事実です。川畠さんのサロンでは対象を「白髪染め」と絞った取り組みで、売上げも客数も増加しましたが、それ以上にお客様の質が変わったと言います。自分が本当に良いと思うものを提供し、それを求めるお客様の要望にしっかりと応えて、信頼してくれる。お客様も美容師さんも気分良く仕事ができそうです。これは一つの理想のカタチと言えるのではないでしょうか？この記事を切っ掛けに１歩踏み出してみようと思っていただければこの上ない喜びです。
最後に快くインタビューにご協力いただいた川畠さん、本当にありがとうございました。今後のご活躍を期待しています!
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