美容室経営

美容室が最近お客様が少ないなと思ったらまず最初に考えてみるべき事

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どこの美容室も常連のお客様はありがたい存在です。新規のお客様をひとり獲得しようとしたら、お金をかけて様々な広告媒体に大幅な割引や新たなメニューを創出して出稿し、やっと数人来てくれるかどうかという中、常連さんは特に何か割引や提案などしなくても定期的に来店して、お店の最低限の売上げを作ってくれます。
新規獲得はもちろん大切ですがそちらにばかり力を入れて、定期的に来てくださっているお客様をないがしろにするような事はあってはなりません。ですが一定数の割合の常連さんがいても不振な時期はあります。そんな時どう対処すれば良いでしょう?

常連のお客様が他の美容室に行ってしまうとしたらどんなときか?

1回目に来た人が2回目の来店がないということは往々にしてあります。初回の割引が目的のことも多いので対策は打つにしてもそれほど気にする事はありません。しかし、常連さんが急に来なくなってしまったら大きな問題です。そうなる前に一度じっくり「常連のお客様が他の美容室に行ってしまうとしたらどんなときか?」考えてみてください。
例えば
・何か気分を悪くする事をしてしまった
・料金が高いと感じさせてしまった
・担当のスタイリストがやめてしまった
・遠くに引っ越した
・近くにより好みの美容室ができた
・自分の子供が美容師になった
・低料金の店に行ってしまった
・自店ではできない技術を受けに行った(縮毛、高度な技術、最新のメニュー)
などなど、挙げられると思います。このうち自分たちで対策をとれる項目はどれでしょう?どうにもならない事は悪あがきをしても無駄なので潔くあきらめ、自分たちでできる事に集中しましょう。
上から1つ目と2つ目は何とかできそうな気がしませんか?
2つ目「料金が高いと感じさせてしまった」は普段からの割引やキャンペーンが多くて、いざ通常料金になると割高に感じさせてしまうという例が多くがみられます。割引頼みを減らし、しっかりお客様にとってのメリットを分かってもらう努力をしていくことで改善できそうです。

どうしたら気分良く帰って、また来たいと思ってもらえるか?

上から1つ目の「何か気分を悪くする事をしてしまった」は範囲が広いので、手を付けにくそうですが、まずはできるところから着手していきます。
私の周りでささやかれている美容室でのイヤな経験は例えばこんな感じです。
・美容師さんの臭い(タバコ、口臭、体臭、香水)
・予約したのに待たされた
・技術に不満足
・傷つく事を言われた(見た目、結婚していない事など)
・商品の売りつけ
・馴れ馴れしすぎる
etc…この辺りのことは改善の余地がありそうです。
ただ、このように細かく挙げていったらきりがありませんので、現実的な対応としては最低限のルールはキッチリ決めて厳守する。あとの細々したことはその場で誠意を持って応対する。そして一番大切なのは「どうしたらお客様が喜んでくれるか?」「どうしたら気分良く帰って、また来たいと思ってもらえるか?」という事を常に念頭に置き接客・施術するにつきるのではないでしょうか?根底にこの気持ちがあればそれほど大きくお客様の気分を害するような事にはならないと思いますし、万が一の事があっても誠実に対応することで「この店は何かあっても誠実に向き合ってくれるから安心」という評価を得られ、その後も通っていただく事が出来ます。
それを続けていく事で不振だった経営も良い方に上向き、常連さんだけでなく日が浅いお客様にも良い効果をもたらします。この機会にぜひ考えてみてください。

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2016-11-18 | Posted in 美容室経営No Comments » 

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