美容室経営

何かを変えたいサロンには最高のタイミング!消費者偏重時代の終わりの始まり

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何かを変えたいサロンには最高のタイミング!消費者偏重時代の終わりの始まり
・銀座三越の営業時間は午前10時30分~午後8時(レストランは午後11時まで)
・日本橋タカシマヤの営業時間は午前10時30分~午後7時30分(レストランは午後9時まで)
・日本橋三越本店は全館午前10時30分~午後7時30分まで(レストランは午後10時まで)
意外と閉店時間が早いと思いませんでしたか?何となくですが午後9時くらいまでは開いているイメージでした。
ファミリーレストランチェーンのロイヤルホストは24時間営業を廃止し、定休日導入も検討していると伝えられました。マクドナルドやすかいらーくグループ、小売のイオンも一部店舗で閉店時間を早めました。日本郵便は毎年1月2日の年賀状配達を休止すると発表しました。

過剰なサービスはもういらない

これまで企業の努力でお客様は神様と言わんばかりの消費者にとって都合の良い消費環境が作り上げられてきました。優位に立った消費者も、裏を返せば企業で働く人々なわけで働く身としてはここまで大変な思いをしてまで、(消費者として)過剰なサービスを求めたくないという風潮がでてきました。そこに、過労死の問題や労働者不足などが引き金となり、労働環境を見なおそうという流れが出てきたのだと思います。
近年はスーパーマーケットも元日から営業していて便利ですが、開いているのが当たり前でお正月の特別感は薄れてしまっています。振り返ってみると私達の幼い頃はお正月の三賀日などはどこのお店も開いておらず、町は静まりかえっていました。とうぜん働く大人たちもみんな休みで、初詣や親戚周りなどをして過ごしました。ちょっと不便でも逆にとてもお正月らしい雰囲気で気分が改まりました。全てではなくてもまただんだんそんな感じになっていくような気がします。そのほうが健全だと思いませんか?

そのサロンにとっての本当の「お客様」は誰なのか?

私の周辺でも今までは周りのお店も◯◯時まで開けているからと周辺に合わせていたところも、パートのママさんスタッフが多いために営業時間を短縮する美容室や、土曜日または日曜日を定休日にするなどそのサロンに合わせて労働環境を変えていく動きが見られます。個人的にはとても良い傾向だと感じます。
単に営業時間を短縮することが良いのではなく、そのサロンにとっての「お客様」は誰なのか?というのがよりハッキリしてくることが好ましいのです。そのお客様が来やすい時間帯や曜日、求められるサービスの中でも特に大切なことは何なのか?質なのか?スピードなのか?過ごし方なのか?料金なのか?
もちろんすべてのお客様を100%満足させることは不可能ですから、一部のお客様の要望には応えられないかもしれません。しかし、これまでそれにさえも応えようとしてきたことが破綻してきているわけですから、思い切って決断することも大切だと思うのです。そこであえて遅く始まって遅くまで営業したり、あえて幅広い属性のお客様を対象にするというのなら立派な考えです。
何かを選ぶことは何かを捨てること。選ぶからこそ、そこに集中することが出来て、質の高いものを提供出来る。それが会社やお店の戦略にもなります。選ばないと何もかもが中途半ということにもなりかねません。やるならこれほど良いタイミングは他にないんじゃないかと思えるほど今が絶好のチャンスです。

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2016-12-10 | Posted in 美容室経営No Comments » 

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