美容室経営

「いそがしい美容室」のオーナは無意識にやっている3つの習慣

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「いそがしい美容室」のオーナは無意識にやっている3つの習慣
少なくとも週に3日はお客様である美容室に打ち合わせや納品で訪問しています。当然美容室は一店一店それぞれ違いますし、オーナーさんの個性も様々ですが、いつもお客様が居ていそがしそうな美容室を観察していると共通点に気が付きました。それを3つにまとめたので書いてみたいと思います。

1、その場その時に集中している

話をしていてもどこか上の空でちゃんと聞いてる?と聞きたくなるような人、目の前のこととは違うことが頭の中を占領してそわそわしている人、問いかけに対して「ってゆうか、それって〜〜じゃないですか?」など全く関係ない返事をしたりする人も少なくありません。ですが、その中でいつも忙しそうな美容室のオーナーはその時・その時の集中力が高いと気が付きました。施術の時はこちらが見ているのも気づかず施術に集中、接客の時は額に汗を書きながらお客様にに集中、プロモーションの打ち合わせの時はちゃんと時間を取って一つひとつ確認しながらしっかり向き合ってくれます。「この部分をもう少し目立たせたいんですが、できますか?」「ここはこっちの方が面白いと思いますが、どう思いますか?」など見落とされがちな細かな点もしっかり見て、自分の意見を発信してくれます。「今ここに生きる」というのは仏教にも通じる考え方です。

 

2、素直である

素直だということも共通の要素です。自分の考えもしっかり持っているとは思いますが、まず相手の言葉を聴き「そうなんですか!」「なるほど!」としっかり受け止めています。仮に自分の意見と食い違う部分があっても、頭から反論するのではなく、「確認ですが、◯◯と言う考え方はどうですか?」と相手の気持を考えた質問の仕方をしています。また、良いかどうかわからないことでも、まずはやってみて自分で経験してみようという姿勢を持っています。美容室経営があまり上手くいっていないオーナーさんは、どうすればよいかと聞きはするものの、こちらの提案に対し「うちは人数がいないから」「ここは田舎だから」などできない理由を探して自分を守るような言葉を発します。できない理由ではなく、どんな条件だったら出来るかを考えて、行動する人に道は開かれるのではないでしょうか。

 

3、余裕がある

3つ目は「余裕がある」という事です。金銭的なことでなく、時間や体力においても言えることです。何事も時間ギリギリで常に追い回されているような人や、書かなければいけない原稿など期限になってもやっていない、この日までに注文しておくべきだった化粧品のオーダーをしていなかった。など、一つひとつは小さいことでも積み重なれば大きい損失になりますし、相手がいれば信用も失いかねません。お解りの通りそれではどんなことに対してでも良い結果は得られません。
余裕があるとしっかり物事の準備ができます。「明日予約が入っているお客様にこんな提案をしてみよう」「前回のパーマの経過の具合次第で2パターンのスタイルを考えておこう」などしっかり準備している美容師さんのリピート率が低いことはありません。することもないのにダラダラと遅くまで起きていていつも疲れているような人も、お客様にとって気分の良く元気になれるような接客は期待できません。探してみると自分でコントロール出来る時間も割りとあるはずです。その時、楽な方に流されないでしっかり準備をしておくことで、余裕が生まれ新しいアイデアが湧いてくるなどということもあります。ゆとりを持って過ごしたいものですね。

以上、いつもお客様が居ていそがしそうな美容室のオーナーさんの共通点です。
普通に考えても「その時に集中しておらず」「素直でなく」「余裕がない」ような人はあまり人に好かれないでしょう。
いわばあたりまえのことを当たり前にやることが繁盛するコツかもしれませんが、実際はそれがなかなかできないので、続けてやってきた人が結果的に良い評価を得られているということかもしれません。

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2016-12-03 | Posted in 美容室経営No Comments » 

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