美容室経営

美容室オーナーなら身につけたい効果抜群の「声がけ」

[`evernote` not found]

美容室オーナーなら身につけたい効果抜群の「声がけ」

故・石原裕次郎さんはスタッフと寿司屋で食事をしている間待たせていた、お付きの運転手に「待たせて悪かったね、お詫びにコレを家族と食べて。君のところには小さな子供がいるだろ、半分はサビ抜きにしておいたから」と、特上の寿司折りを渡すということをする人だったそうです。

代理想像能力(相手が何を欲しているかを知る能力)

運転手は「私や家族のことまで気にかけてくれて、なんて器の大きい人だろう」と感動したといいます。いつも近くにいるとはいえ裕次郎さんほどの大スターが自分のことを考えてくれていたと思うと、この人のためにもっと頑張ろうという気持ちになりますよね。「自分があの人と同じ状況にあったら、どういうことを考えるだろうか」「こういうときに、こういったことをされたらどんな気分になるか」と考えられる能力を代理想像能力といいます。

お客様にはもちろん。スタッフにも

あなたが美容師さんだったらお客様に対して
「いつもと同じでいいというけど、本当は少し変化が欲しいのではないか?」
「親の介護で大変そうだな、マッサージしたら喜んでくれるかな?」
「太ってきたことを気にしていたな、顔がほっそり見えるヘアースタイルを提案してみよう」
など相手はことばにできないようなことでも、状況を察して声がけをしていくで「この人はわかってくれている」となってくれます。そうなればまた次回もこの美容室に来たい、この美容師さんにやってもらいたいとリピートにつながっていきます。

また、あなたが美容室オーナーだったらお客様にだけではなくスタッフに対しても
「いつもピカピカに掃除してくれてありがとう、お客様にも褒められたよ」
「最近お客様と良く話をしているね、その調子なら安心して任せられるよ」
「すぐには結果は出ないかもしれないけど、着実に成長しているよ。」などと声を掛けていくと離職しにくくなったり、不満を小さくしたりすることつながります。・・・オーナーから見たらやって当たり前のことでもそれに対して一言声を掛けるだけで、「新人だけどお店の役に立っているみたいで良かった」や「オーナーは私をちゃんと見てくれている」、「今やっていることは間違っていない。これからも信じて頑張ろう」と認められているという安心感が増して自分が勤めている美容室のためにもっと頑張ろうというモチベーションも上がってきます。

すぐには上手くできないかもそれませんが、常に相手はどんな状況でどんな声がけをしたら喜んでくれるか?と考えて人に接していくと、あなたの信頼や存在感が高まっていき、より楽しく豊かな人生を送れるのではないかと思います。

参考/「宇宙銀行の使い方」植西聰・サンマーク文庫

[`evernote` not found]

この記事が少しでもお役にたちましたら、はてなブックマークやツイッター等で共有していただけると、たいへん励みになります。
2016-11-12 | Posted in 美容室経営No Comments » 

【美容室の「できるスタッフ」を育成する講座】 できる美容室スタッフ講座