美容室経営

ストーリーがないプロモーションは人を惹きつけない?

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ストーリーがないプロモーションは人を惹きつけない?
クライアントさんとの会話です。
美容室オーナー「この前作ってもらったヘアカラーのDM反応いいよ。今日も2人来てくれた。」
私「ありがとうございます。来てくれているようで良かったです。」(自分から言ってくるなんてめずらしいな・・・)
美容室オーナー「告白すると、ちょっと前に他の業者にキャンペーンのハガキ頼んだんだけどさ・・・」
私「あ、はい・・・。」(汗)
美容室オーナー「全く反応なかったんだよ。」
私「えっ全く?どんな内容だったんですか?」
美容室オーナー「全てのメニュー50%オフ。」
私「えっ、50%オフでも反応なかったんですか?」
美容室オーナー「前にうちでやってた娘がパートで戻ってくるから、その案内も兼ねて休眠客に出したんだけど、これが見事にダメだったね。」
私「50%オフだったら戻ってきそうですけどね・・・。今回はそれほど大きな特典はなっかたのに、こっちのほうが良かったというのも不思議ですね。」
美容室オーナー「この前作ってもらったヘアカラーのDMはストーリー性があったんだと思うよ。」(新しいヘアカラーメニューの提案のDMでした)
私「なるほど!確かに春の到来を告げるようなものに、また対象者に合わせて上品さも心がけてデザインしました。」
美容室オーナー「春に向けて気分を変えたいとか、何か変わるかもしれないという期待を抱いたんじゃないかな。」
私「このDMが新しい自分へのチケットになったというわけですね。」

安く済ませたいだけなら1,000円カットの店で良い

売上が芳しくない時の対応として、
値下という手段が一瞬頭をよぎることは多いと思います。
ただそれを実行してしまうと
結局は自分の首を締めることになってしまうというのは
十分ご承知ですよね。
そんな時は値下げに動く気持ちをグっと我慢して
お客様に「ストーリー」を提案してみてください。
ただ安く済ませたいだけのお客様は1,000円カットの店に行きます。
ですが実際は大多数の女性は美容室を利用しています。
1,000円カットの店にはない何かを期待しているのです。
あなたの美容室はどんなお客様に何を提案しますか?

3ステップで考える

3ステップで考えるとわかりやすいと思います。
まず考えるべきことは「誰に」という事です。
それが決まらないと提案内容も思いつきませんよね。
それを決めないと「安売り」「値引き」「単に特典を付ける」という
安直な方向にいってしまいます。
ちゃんとした理由があるなら値引きや特典も必ずしもダメなわけではありません。
誰に提案したいかがが見えてきたら、
2番めはその人が喜んでくれるのはどんなことか?
を考えます。
技術的なことはあくまで手段。
あなたのお客様はどんな気持ちになりたいのでしょうか?
そして最後の3番めは
そのために自分が出来る方法はどんな手段かということです。
わざわざ苦手な事に挑戦することはありません。
もちろん悪いことではありませんが、
せっかくやるなら自分たちの得意なことで
喜んでもらったほうがうれしいですよね。
場合によっては2番めと3番めを逆にして考えてもいいと思います。
ここまできまれば後は具体的なプロモーションをするだけです。

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2016-04-02 | Posted in 美容室経営No Comments » 

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