美容室経営

美容室経営者様、その時シャンプーを売りますか?

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美容室経営者様その時シャンプーを売りますか?
近ごろ”塩シャン”や”お湯シャン”など
シャンプー剤を使わない洗髪を
有名人がしているということもあり
しばしば耳にします。
この洗髪が広まり一般的になるでしょうか?
全く使わなくなる事は考えにくいですが、
頻度が減少するということは
無きにしもあらずではないでしょうか?
毎日のものが2日に1回・3日に1回になったら
当然全体の使用量が減ってしまいます。
万が一そうなったらどうなるでしょう?

経済産業省の統計によると、
シャンプーの2011年の出荷額は1,120億円だそうです。
この市場が消えてしまったら化粧品業界は大変です。
美容室にとっても対岸の火事ではありませんね。
もしあなたが実際にしばらくシャンプーを使わないで髪を洗ってみて
毎日シャンプーを使っていた時よりも髪のツヤが良くボリュームも出てきて
頭皮の健康状態も良くなり、
シャンプーを使わない方がいいと確信しても
あなたはお客様にシャンプーをすすめ続けますか?
サロンでのシャンプーは施術のうえで必要なものかもしれませんが、
店頭で自宅用に使うものを買って行かれるお客様もいるでしょう。
いわゆる店販ですね。

もしもお湯シャンが相当良かったら・・・

近頃は美容室内での店販の売上が縮小傾向にあるとしても、
全く売らないというのは打撃になります。
お店の売上を落とさないために
そのまま売り続けるか?
自分が体験して良くないものは良くないと
お客様にも伝えるのか?
私は後者の考え方を支持します。
そのようなことを何度も繰り返していくと
確かに一時的には売上は下がるかもしれませんが、
それと引き換えに「正直なお店だ」という信用が生まれます。
“そんなこと言ったら売り上げ下がっちゃうのに
バカ正直な人だね”と口では言っても、
その心意気に惚れるということもあります。
競争が激しい世界で最後にお客様に選ばれるのは
「せっかく行くならあそこ」と信用されるお店ではないでしょうか?

「信用」に対する評価が高まるか

もちろん心からこのお客様にはこのシャンプーを使ってもらい
改善して喜んでもらいたいということはあるでしょう。
・・・これは今までとシャンプーの使われ方が変化したらという
あくまで仮の話ですが。
それに近いようなことは現実でも起こり得る事です。
いざというときの言動は周りから良く観られています。
様々な情報が筒抜けの世の中、
嘘やごまかしがいつまでも通用するとは思えません。
その分「信用」に対する評価が高まってくるのではないでしょうか。
その時シャンプーを売りますか?

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2016-03-19 | Posted in 美容室経営No Comments » 

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