美容室経営
「なんでそんなことができないの?」と口から出そうになった時は…
“逆上がりを綺麗にできる人はいくらでもいる。
逆上ができない人をできる様にする為に
「言葉で解りやすく」伝えれる人は少ない。”
・・・とある広告で見た文言です。
確かに自分は逆上がりができても、
それをやりながらならともかく、
口頭でできない人に説明して
出来るようにするというのは相当に難しいですね。
美容師から転職した時、
改めてその仕事を外から見てみてわかった事があります。
美容師の仕事はとても大変だということです。
接客をし、
施術をし、
相談を受け、
販売もする。
この内のどれか一つだけの職業も多くありますが、
美容師は複合的な仕事です。
覚えることも多岐に渡ります。
いくら細かいマニュアルを作っても追いつきません。
サロンのオーナーさんと面談していると
「若い子に接客させるのがこわい。
気になることはその都度注意しているが、
特に年配のお客様との世代間ギャップが
あまりにも違いすぎて、
本人は全く失礼だという認識がないので
どう言っていいかわからない」という声をよく聞きます。
美容室に限らず
社会全般的にそのような状況になっているようですね。
そこから教えなければならないと思うと気が遠くなります。
山本五十六さんの言葉が頭をよぎります。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ
話し合い、耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず
やっている、姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず」
時間は掛かるかもしれませんが、
あなただけの課題ではありません。
みんなが持っている課題です。
その度怒っていると自身の身にもよくないので、
そういうものだと思って
気長に育てていくようにしたいですね。
肯定的に見ていけば
悪いことばかりではなくオーナーさんには思いもつかないような
良いアイデアを発してくれるかもしれませんよ。
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