美容室経営
美容室経営と肉じゃがの意外な関係
肉じゃがのつゆは
だし汁、酒、砂糖、みりん、醤油で作ります。
それ以上でもそれ以下でもいけません。
それ自体良いものだからと言って
肉じゃがに酢・ソース・コンソメ・味噌・黒胡椒・バジル・ココナッツミルク・・・
入れたらどうなるでしょう？
想像しただけでも気分が悪くなってしまうくらい、
不味いものになる事がわかります。
家庭菜園でトマトを育てる時、
窒素・リン酸・カリ・カルシウムが入った肥料が必要ですが、
栄養があるからといって大量に有機肥料等を与えすぎると
炭酸ガスが発生して野菜が酸欠でダメになったり、
発酵するときに熱が発生して根を傷めたりしてしまうということです。
やりすぎて良くないこと。
料理や農業だけでなく、
美容室経営においてもよく目にします。
あれもこれもと取り入れたらとんでもない味に
勉強熱心な美容室は
学んだことを全てサロンにも活かそうと
あれもこれも取り入れる傾向が強いように思います。
それは大変結構なことですが、
上の肉じゃがの例のように
なんでもかんでも入れれば良いというものではありません。
和風の味付けにしたいなら何を入れればよいか？
中華風にするなら何が必要か？
味のゴールが明確に見えていて
それぞれの調味料の特徴や役割が解って初めて
過不足なく使って目指す味を実現できるのです。
それぞれの調度良い量とバランスが大切
また、それぞれの調味料の量も問題です。
好みで多少配合を変えるくらいなら問題ありませんが、
醤油がいっぱいあるからどんどん入れようと
大量に入れたらしょっぱくなり過ぎます。
甘いほうが好きだからと砂糖を適量の3倍も入れたら
他の人は食べられないような甘さにになってしまいます。
当然体にも良くない。
それぞれの調度良い量とバランスが大切です。
何かを達成したいときに努力や必要な要素が
足りなくて届かなというのはよく聞きますが、
やりすぎてもダメなのです、
仮に達成できたとしても
お金が掛かり過ぎたり、
スタッフが疲弊し過ぎたり、
無理をしたせいでお客様が離れていってしまうようでは
その先の存続が危うくなってしまいます。
ちょっとやり過ぎではないか？
足りないものは何か？と迷ったら
肉じゃがを思い出してみてください。
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