美容室経営

スタッフが成長してくれないと嘆く前に、あなたの指示は的確ですか?

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明確で具体的な指示を
夏の夜子供と花火をやる時に「水をくんできて」と頼むと
コップに1杯の水を持ってきました。

私は消火用にバケツに水を汲んで持って来て欲しかったのですが、
子供は私が喉が渇いたと思ったようです。

日常生活においてはたわいもない事ですが、
仕事上では大きなミスにもなりかねないので、
注意しなければなりません。

明確で具体的な指示を

スタッフへの指示や注意する際に
「もっと真心を込めて」「できるだけ早く」
「コミュニケーションをとって」
などの言葉を使っていませんか?

言えば何をやるべきか気付いてくれるような
ベテランスタッフならそれでも良いかもしれませんが、

新卒や中途でも入社間もない人には
あいまいで抽象的な指示ではこちらの思うようには動いてくれません。

例えば「もっと真心を込めて」とは具体的にはどんな行動を指すでしょう。
➡預かった荷物は両手で受け取る
➡お辞儀は首だけでなく腰から45°曲げる
➡相手の目を見て話を聞く
などの行動が考えられます。

また、
「できるだけ早く」とは具体的にはどのくらいの時間でしょう。
5分?30分?2時間?翌日までに?

社会人になったばかりのスタッフに
お客様とコミュニケーションを取りなさいと言っても

世代の違う方と何を話せば良いのか解らないので、
自信が持てず話しかける事ができません。

なのでどんな言葉をかければ良いか具体的に教える必要があります。
➡「今日は暖かいですね。」
➡「最近どこかに出掛けましたか?」
➡「いつもはどんな風に髪を乾かしますか?」
ちなみに私も美容師の新人時代にお客様との会話の切っ掛けとして
「木戸に立てかけし衣食住」と教わりました。
き (気候)
ど (道楽、趣味)
に (ニュース)
た (旅)
て (テレビ)
か (家庭)
け (健康)
し (仕事)
衣 (洋服)
食 (食物)
住 (住む)
というものです。

実際これを教わってからは、
気まずい沈黙の時間は少なくなりました。

具体的な行動の基準とは・・・MORS(モース)の法則

・売上げを伸ばす
・絆を深める
・整理整頓する
・モチベーションをあげる・・・等は行動とは言えないといいます。

行動科学マネジメントにMORSの法則というものがあり、
それぞれの英単語の頭文字を取っています。
M (Measured) 計測できること
O (Obserable) 観察できること
R (Reliable) 信頼できること
S (Specific) 明確化されていること
この4つを備えているものを「行動」と呼ぶそうです。

※参考・・・行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術/石田 淳 (かんき出版)
「売上げを伸ばす」ために具体的に何をすれば良いのか?
➡インターネットのSNSに1日に○回投稿する。
➡地区別のポスティングを週に○枚投函する。
➡お客様にお誘いのハガキを月に○枚書いて出す。
➡顧客へのニュースレターを年に○回作成し配布する。

上記に書いたような事でも第一歩を踏み出すには
更に細かく具体的な行動に落とし込む必要があります。

オーナーや店長からすれば、
「そこまで言わなきゃならないのか・・・」「そのくらい自分で考えて欲しい」
という思いもあるでしょう。

確かに自分で考えて行動する事は大切な事ですし、
そうしてくれれば余計な仕事は減り自分の仕事に集中できます。

しかし現実問題、
思うように動いてくれない状況だったら
ある程度解るようになるまででも
具体的な行動の指示を出さなければ
思うような成果を出す事は難しいでしょう。

みんなが通るような道だったらマニュアルを作ってしまう事もできます。
それなら最初は大変でも、
以降はマニュアルにそって行動してもらえば良いのです。
・・・
・・・ブログではここまでとなります。
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2014-11-01 | Posted in 美容室経営No Comments » 

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