マーケティング

美容室のキャンペーンタイトルの決め方〜天然アシスタントと仲間たち〜

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美容室のキャンペーンタイトルの決め方、お客様との会話にヒントは隠れている
天然の美容室アシスタント新人A君と仲間たち。
空き時間にコーヒーを飲みながら秋からのキャンペーンのことについて話し合っています。

新人A君「何で来月からヘアカラーのキャンペーンをやるんですか?」
オーナー「秋は気候がいいから旅行する人も多いし、運動会や秋祭りなどのイベントも多い。人前に出る機会が増えるから女性はキレイにしておきたいって思うよね。だからヘアカラーの需要も高まるんだ。キレイにしてあげると喜んで帰ってくれるでしょ。」
新人A君「お客様に喜んでもらうためにやるんですね。」
オーナー「そうだよ。」
新人A君「喜んでもらうためならただでやってあげればいいんじゃないですか?」
オーナー「A君は給料いらないの?」
新人A君「いえ、給料はもらわないと困ります。」
オーナー「だよね。それにこの店の家賃や美容の材料代も払わない訳にはいかないでしょ。」
新人A君「それはそうですね。」
オーナー「だからお客様には適正な料金をいただくよ。」
新人A君「よく分かりました。それにしてもこの『ヘアカラーキャンペーン』というネーミングじゃ誰も興味持ってくれませんよ。」
オーナー「確かにちょっとありきたり過ぎるな。A君何かいいアイデアない?」

お客様との会話にヒントは隠れている

新人A君「そうですね〜、『ヘアカラーいつやるの?今でしょ!』なんてどうですか?」
オーナー「面白いけど、もう古いよね。他でも使ってそうだし。」
新人A君「じゃあ、『じぇじぇじぇ!秋のヘアカラー』はどうですか?」
オーナー「ん〜、意味がわからないよ。別に流行語にこだわらなくてもいいんじゃないかな?」
新人A君「オーナーは何かアイデアありますか?」
オーナー「『秋の厳選セレクトカラー』なんてどうだろう?」
新人A君「響きはいいですね。だけど別に厳選じゃないですよね?嘘はいけませんよ嘘は。」
オーナー「確かにね。B子さん何か良いタイトルないかな?」
B子さん「タイトルは思いつきませんが、いつも担当しているお客様がこのカラーにしてから若く見られると言っていました。」
オーナー「若く見られる?」
B子さん「はい。息子さんのPTAの集まりの時、隣に座っていた5歳くらい年下のお母さんから『同じくらいかと思いました。』って言われたとニコニコしながら言っていましたよ。たぶん他のカラーよりツヤが出るからだと思います。」
オーナー「確かに良いツヤが出るよね。ブローするとトリートメントしたみたいにキレイになる。天然成分のおかげかな。」
新人A君「それいいですね。ツヤが出るから若く見えるという点をセールスポイントにしたらどうですか?」
B子さん「私も賛成です。」
オーナー「よし、じゃあその線で考えてみよう。」

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対象を絞ることで注目度アップ!

新人A君「『若返りヘアカラー』はどうですか?」
オーナー「悪くないけど、もうひとひねり欲しいね。」
B子さん「ツヤにも関連する『潤い』って言葉に興味を持っているお客様は多いです。」
オーナー「潤いっていうワードいいね!さっきA君にも言ったけど旅行やイベントが多い時期だから、その要素も入れたいな。」
新人A君「じゃあ『トラベリング潤いヘアカラー』はどうですか?」
オーナー「ちょっとストレート過ぎるね。」
B子さん「英語じゃなく『お出かけ』を使って『お出かけ専用 潤いツヤカラー』なんてどうでしょう?」
オーナー「おっ!いいね。さすがB子さん。語感もしっくりくる。」
新人A君「でも『お出かけ専用』なんて言っちゃったら、出かけない人はやってくれませんよ?」
オーナー「はははっ!それは大丈夫。たいていの人はどこかしらに出かけものだよ。仮に出かけなくてもツヤが出るヘアカラーという事は伝わるでしょ?」
B子さん「それに、対象を絞ったコピーじゃないとなかなか興味を持ってもらえないのよね。」
・・・

・・・ブログではここまでです。
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2014-09-06 | Posted in マーケティングNo Comments » 

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