美容室経営

サロン件数増・少子高齢化にどう対処しますか?

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サロン件数増・少子高齢化にどう対処しますか?
厚生労働省の「美容所概要」によると、
平成25年3月末現在で
美容師数(47万9,509人)、
美容所数/23万1,134施設(前年度比1.2%の増加)と
ともに増加しているとあります。
弊社でもこの2〜3年は新規オープンの案件では
オーナーが高校生くらいの時に「カリスマ美容師」がもてはやされていて
彼らに憧れて美容師を志したという方が
結婚や出産を機に30歳前後で独立しています。
一人でスタートするケースが多いのですが、
その事も不況下でもサロンの件数が増えているという理由の一つなのかもしれません。

しかしながら、
ご承知の通り日本は少子高齢化で
人口もだんだん減っていきます。
当然美容室に通う世代の人も減ってゆきます。
サロンは増えているのにそこに来るお客様全体の数が減ってゆけば、
サロン間の競争は激しくなってゆきます。
かと言って
そのことばかり心配していても仕方ありませんね。
ちょっと考え方を変えるとポジティブになれるのではないでしょうか?

サロンのキャパシティを考えてみよう

見込み客が何人だろうと
あなたのサロンの現状のキャパシティは変わりませんね。
今のお店・スタッフで一ヶ月に最高何人やれるでしょうか?
仮に300人とします。
その300人はあなたの街の何%にあたりますか?
10万人の街ならたったの0.3%です。
シェア0.3%を取れば良いと考えたら希望が見えてきませんか?
もちろん300人だけではやっていけませんが、
仮に来店周期が3ヶ月に1回だとして
顧客数が3倍必要だとしても
0.3%×3倍=0.9%と1%未満です。
もちろん競合サロンもいると思いますが、
シェア2割・3割取ろうというのではないので、
あまり周りのサロンのことは気にしなくて良いと思います。
横(競合)よりも前(お客様)を向いて
「あなたのサロンでなければダメなの」と行ってくれるようなお客様を
一人でも多く増やしていくために行動しましょう。

あなたのサロンの「魅力」は何?

相手に喜んでもらうためには、
まずその相手をよく知らなければなりません。
自信を持って「お客様のことはよ〜く解っています」と
言えるサロンはどのくらいありますか、
意外と少ないのではないでしょうか?
今あなたのサロンに来てくれているお客様は
「なんで来てくれているのか?」
「どこが好きなのか?」解っていますか?
もし即答できなかったらぜひお客様に直接聴いてみてください。
そこで言ってくれたことはあなたのサロンの「魅力」です。
技術や接客など基本的なことをきちんとやるというのは当たり前ですが、
それだけではお客様は来てくれません。
あなたのサロンならではの「魅力」を磨いて
人口の減少・競争の激化に流されることなく
地域に元気を与えられるような
サロン作りに取り組んできましょう。

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2014-01-25 | Posted in 美容室経営No Comments » 

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