小ネタ

「あの人は話が長い」と言われてしまう人は本当に話が長いのか?

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150627
会合での会長あいさつ。
お説教されている時間。
早く帰りたいのに延々と自慢話。
特に小・中学校時代の朝礼での校長先生の話、
長くて聞いているのがつらかったことを思い出します。
夏の炎天下では貧血で倒れる人もチラホラ。
でも本当にそんなに長かったのでしょうか?
決まった時間に朝礼は終わり
1時間目も時間通りに始まっていました。
確かに実際に長い人もいますが、
多くの場合「話が長い」と感じていただけで、
実は話がつまらなかった、
あるいは興味が持てなかったのではないでしょうか?

相手が求めているものは何か?

話が長い人は「自分は話が上手いと思っている」
また豊富な知識があるのでそれを話したい、
相手や時を考えず自分が喋りたいことを話すという傾向が強いようです。
小泉元総理は簡潔で深く印象に残る言葉を使い、
国民から大きな支持を受けました。
もしいつもダラダラ話をしていたらあのような支持率が得られたでしょうか?
人に話すことに限りませんが、
相手が求めているものは何か?ということを考えないと
ニーズに応えることができません。
そしていつそれを提供するかというタイミングも重要です。
話す相手にとても役に立つアドバイスでも
相手が全くそのことについて考えていない時や
言うべきタイミングを逃してしまうと
どんなに良いことを話ても相手には届きません。
自分が話したいことではなくて、
相手が聞きたいことは何かを常に頭に置いておきたいですね。

遠まわしに言っているわけではないけれど・・・

「話が長い」の他にも、
・「量が多い」と言われてしまう飲食店は本当に量が多いのか?
(=「料理が不味い」と思われているのではないか?)
・「値段が高い」と言われてしまうお店は本当に値段が高いのか?
(=「料金の割には内容が・・・」と思われているのではないか?)
という思いが沸き起こってきます。
「話が長い」「量が多い」「値段が高い」etc・・・という声があなたの耳に入ったら
言葉をそのまま鵜呑みにするのではなく、
「なんでそう感じたのだろう(感じさせてしまったのだろう)?」と
一度よく考えてみてください。
もし機会があれば直接意見を聞いてみると良いでしょう。
長さではなく中身・量ではなく味・値段ではなく品質が問題なのかもしれません。
量を少なくしても味が良くなっていなければ意味がありません。
料金を安くしても品質が変わっていなければ
もっと苦しい状況になってしまうかもしれません。
もしその原因に気づくことができたら改善のチャンスです。
気づかなければ下降の一途をたどるだけですが、
気づいたことが浮上のきっかけになります。
だからと言って一気に逆転満塁ホームランを狙うのではなく、
コツコツと改善を積み重ね
お客様に選ばれるお店にしていきましょう。

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2015-06-27 | Posted in 小ネタNo Comments » 

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