マーケティング
この10種類だけは憶えて!「人間のニーズ」の全て
梅澤伸嘉経営学博士の分類です。
1.豊かさニーズ（心豊かな人生を送りたい）
2.尊敬ニーズ（認められる人生を送りたい）
3.自己向上ニーズ（自分を高める人生を送りたい）
4.愛情ニーズ（愛されて生きる人生を送りたい）
5.健康ニーズ（元気な人生を送りたい）
6.個性ニーズ（自分らしい人生を送りたい）
7.楽しみニーズ（楽しく、ラクな人生を送りたい）
8.感動ニーズ（心ときめかせる感動の人生を送りたい）
9.快適ニーズ（快適な人生を送りたい）
10.交心ニーズ（仲良く、心温まる人生を送りたい）
ニーズを満たしたいだけ
美容室に行くとほぼ必ず「今日はどうなさいますか？」と聞かれます。
カットだけ？パーマをかける？カラーは？
ということが知りたいからだと思いますが、
お客の立場からすると毎回必ず
自分がどうしたいか、
どんなヘアースタイルにしたいのかを決めて
美容室に出掛けているわけではありません。
ただなんとなくこんな気分・・・
こんな風になりたいかも・・・
ただ気分転換したいだけ・・・ということだってあります。
あなたからの提案が欲しい時に「今日はどうなさいますか？」と聞かれたらどうでしょう？
「私のこと何もわかってない」となってしまいかねません。
上記の10項目は読んでお解りの通りころらは全て「〜になりたい」という欲求です。
「Beニーズ」といいます。
Beニーズは具体的に何(どんな行動)をしたいかは示していません。
ましてやどんなものが欲しいかは自分自身も分かっていません。
だからこそプロの立場でアドバイスが必要なのです。
愛情？個性？楽しみ？快適？
あなたと対面している相手にストレートに欲しいものを聞いても
相手が本当に欲しいものを把握していなかったら曖昧な回答しかできません。
そんな時はまず10種類のニーズの何を求めているかを探りましょう。
美容室に来るお客様だったら
愛情？個性？楽しみ？快適？あたりを求めているのではないかと察しがつきます。
カウンセリングをすすめて見当がついたら、
今のヘアースタイル直接ではなくても
それに関わる不満や不便なことを聞いたり
どうなったら理想的か話を進めます。
そうすると「もっと手入れが楽な方がいい」「注目されたい」
「HAPPYな気分で出勤したい」等の希望が見えてきます。
そこでやっとそれらが叶えられる手持ちのメニューの提案となります。
時にはいつもと同じではなく、
既存メニューをアレンジしたり、
オリジナルのコースを提案すると喜ばれるでしょう。
お客様はそのメニューを買いたいのではなく
自分のニーズを満たしたいのだという事を常に頭に入れておくことが大切です。
「今日はどうなさいますか？」ではなく
「今日はどんな気分ですか？」「最近の調子は？」と聞いた方が
お客様の潜在的なニーズをつかみやすいのではないでしょうか。
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