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オーナーなら知っておきたいなまけものをリーダーに変えたたった一つの提案

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オーナーなら知っておきたいなまけものをリーダーに変えたたった一つの提案
大阪の裏長屋に非常に腕は良いが、
朝から酒ばかり飲んでいる不精者の貧乏大工が住んでいた。
それをもったいないと思い、
大家が大工を尋ねある提案をした。
「私がこれから毎日お前に酒を一本ずつつけてやる、
家賃もまけてやる。
その代わり朝起きたらこの長屋中をたずねて歩いて、
どこか板が外れておらんか、
台所の流しが壊れておらんか、
戸がガタガタしておらんかと聞いて歩いて
悪い所を修繕してくれんか?もちろん料金はもらってはいかん。」
「そんなことは何でもない。」と早速やりだした。
するとたちまち長屋中から
「野郎えらい感心だ。俺のところに来て家を直してくれて料金もとらん。」と
評判になった。
お金をとらないのでみんな気の毒になって
昼夜のおかずや、
飲みきれないほどの酒を持ってきてくれるようになり、
大家のくれる手当も残るようになった。

いつの間にか


となりの町にも聞こえて、
引っ張りだこになった。
そうすると仕事に張り合いが出てきて
酒もあまり飲まなくなった。
あちこちで人気になり気を良くしてもより精を出した。
あまりの依頼に一人では足らなくなって弟子をもち、
堂々たる大工の棟梁になった。

問題の根っこを考える

人はどのようなことが切っ掛けで
物事に取り組む姿勢が変わるかわかりません。
心掛け一つで真剣になってやりさえすれば、
どんな事でも好転するのです。
大家さんの戦略も見事です。
もしただ「真面目に仕事をしたらどうだ」と
説教をしていたらどうなったでしょうか?
このように好転したとは思えません。
問題の根っこを考えずに目先の事を見て、
その部分だけを直そうと思ってもうまくはいかないものです。

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他人事ではなく自分自身の問題と考える

問題の根本は何かという点と、
どのようなプロセスを経て改善させるかという長期的な目、
またどのような動機付けが有効だろうかという視点をもち
問題の解決にあたる事が必要なのではないでしょうか?
そして何よりこの話の大家さんのように、
他人事ではなく、
自分のことのように本気で「何とかしてやりたい」
「何とかしなければならない」と
いう気持ちを持つ事が最良の薬になるのだと思います。

参考・・・「活眼 活学」/安岡正驚 PHP文庫

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2015-01-03 | Posted in 読書No Comments » 

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