マーケティング

自分の行っている美容室はダサいと思っている人はいない

[`evernote` not found]

自分の行っている美容室はダサいと思っている人はいない
編集者の佐渡島庸平さんがマンガ「宇宙兄弟」をヒットさせたときのエピソードです。
佐渡島さんは【売れるマンガは読者の7割が女性】という法則を見つけ出しました。
まずは1,000人の女性読者を増やそうと考えました。
そのためにどんな方法をとったでしょう?

女性がよく行くところで影響力のある場所

「女性は何が好きだろう?」
「日常どういうふうに行動しているだろう?」
「どんな場所で本を手に取るだろう?」
「見る映画をどうやって決めているんだろう?」
・・・「女性がよく行くところで、影響力のある場所はどこだろう?美容室だ!」
と思い至りました。
フェイスブックやツイッターを見ていても「この人センスいいな」と普段から思っている人が勧める本や映画なら見たくなるでしょう。
それと同じで「自分の行っている美容室はダサい」と思っている人はいないはずと気付きました。
そして「宇宙兄弟」の1巻と2巻を首都圏の美容室400店に、
思い入れたっぷりの手紙をつけて送りました。
自分が「オシャレな人」と認める美容師さんから勧められた本なら
読んでくれるだろうという読みは当たり、
3巻のアンケートには「美容室でススメられて読んでみました」
というハガキがきたと言います。

美容師のお客様への影響力はとても大きい

腕利きの編集者が目を付けたように
美容室からのまた美容師からの
お客様への影響力はとても大きいのです。
ところが当の美容師さんはそのことに気付いているでしょうか?
定期的に通ってくれるお客様は何人もいるけど、
何となく自信が無い・・・
自分の考えをはっきりと言い切れない・・・
店販商品をおすすめするのが苦手・・・
・・・という美容師さんも少なくはないと思います。
もっと自信を持って良いんじゃないですか?
タイトルの文言の通り「自分の行っている美容室(美容師)はダサい」
と思っている人はいないと思います。
あなたが普段どんなお店に行き、
どんな音楽を聴き映画を観て本を読んでいるのか
何を良いと思っているかなど知りたいはずです。
商品やメニューを勧めることに限らず、
自信を持って自分のことを発信しより良くわかってもらうことで、
リピートしてもらえたり紹介に結びついたり
初めて来店するきっかけになったり
するのではないでしょうか。
発信のためにいろいろなものにアンテナを張って
見聞きし経験することも大切ですね。

参考「僕らの仮説が世界をつくる」/佐渡島庸平 ダイヤモンド社

[`evernote` not found]

この記事が少しでもお役にたちましたら、はてなブックマークやツイッター等で共有していただけると、たいへん励みになります。
2016-09-03 | Posted in マーケティングNo Comments » 

【美容室の「できるスタッフ」を育成する講座】 できる美容室スタッフ講座