美容室経営

理容師志願者が激減

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理容国家試験の受験者が大幅に減っています。
今年の夏の試験の申込者は1232人(全国での数です!)で、9年前と比べて1/3になってしまったという事です。
一方、美容国家試験の申込者数も同様に減ってはいる様ですが、今夏の試験では約9200人(理容の約7.5倍)が受験するようです。

よく考えてみて下さい。
理容受験者、9年で1/3って凄い減り方ですよね。
一体なんでこんなに減ったしまったのでしょう?

まず、イメージでしょうか?あくまで一般的なイメージですが「床屋はおやじが行くところ」「何年も修行をしなければならない」という印象は強いと思います。
弊社のクライアントさんにはおしゃれな理容室もたくさんあるんですけどね・・・
若い男性の消費者を中心に理容室(床屋さん)から→美容室に移行しているので、理容よりは美容の免許を取っておこうと考える受験者も多いのだと思います。
あとは美容師受験者数も減っている事から、これから社会に出ようという年代の人口が少ない事も理由に考えられます。
もしかしたら学校の週休2日制の定着で、土日は仕事のサービス業自体に拒否反応があるのかもしれません。

山梨と岐阜には理容師養成施設(学校)が1つも無い状況です。
他の都道府県でも生徒数の減少で閉鎖に追い込まれる所が相次いでいます。
個々の問題ではなく、業界全体として何か対策を打たないと理容師になろうという人はいなくなってしまうかもしれません。

このままで行くと、理容師(所)・美容師(所)の分類はなくなり一つの職業となるかもしれませんね。
日本の理容技術レベルは高く、世界大会でも上位入りが続いているという事なので、今回の志願者数激減というニュースは何とも寂しい気がします。

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2009-07-28 | Posted in 美容室経営No Comments » 

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