小ネタ
二宮尊徳翁の歴史を学び未来のための思考を深めるin日光
「極楽と地獄の長い箸」の話をご存ですか?
極楽も地獄も長い箸で食事をしなければならない決まりがある。
大きな鍋を囲み長い箸を持って食べる。
あまりに箸が長いので自分で自分の口に食べ物を入れられない。
地獄ではみんな何も食べられずお腹をすかせ、
他の人の食べ物を横取りしようとしてケンカになった。
天国ではみんな楽しそうに食事をしていた。
長い箸でおたがいに食べさせあっていたのだ。
これと似た話で二宮尊徳(金次郎)の話で有名な「たらいの水」
こんな内容です。
たらいの水を自分の方に引き寄せようとすると、
水は向こうに逃げてしまう。
相手にあげようと押すとこちらに帰ってくる。
幸福を独り占めしようとすると逃げてしまうが、
相手のために尽くしていると幸福は勝手にやってくる、
という内容です。
ここまでは知っているという方もいるかもしれません。
しかしこの話には前段があると
尊徳の子孫である中桐万里子さんが言っています。
それは、
感謝と喜びに満ちた人生は限りなく面白い
「何も持たず空っぽのたらいとして生まれた自分に
いまや豊かになみなみと水が注がれている。
親や先祖が先生が友人が同時代を生きる同志が
たらいを満タンにしてくれた。
ワクワクするようなその感激こそが
この水を他者にも受け取ってほしいという欲求を生み、
この欲求が人を「水を押す」行動へと駆り立てるのです。もちろん水を推すのは決して義務感による行為ではありません。
しなければならないことではなく、せずにはいられないこと、
といったイメージでしょう。相手のために自分の水を押しだしている人は感謝され、
たとえうまくいかなくとも新たな学び、
すなわち水を得られる。
そういう感謝と喜びに満ちた人生は限りなく面白い。」
二宮尊徳の7代目の子孫である中桐万里子さん講演
二宮尊徳は農家に生まれ若くして両親を亡くし、
親戚の家に身を寄せながら農業と学問に励み
20歳で生家を再興させました。
小田原藩家老服部家でその才を買われて
財政建て直しを見事に成功させ、
その後江戸時代に荒廃した六百余村を立て直しました。
当時の下野国桜町領( 旧二宮町・現在の真岡市)や
今市村(現在の日光市)も再興させたことも知られています。
そんな
二宮尊徳の7代目の子孫である中桐万里子さんが
日光市で講演されます。受講は無料。
せっかくの機会なのでお時間の有る方はぜひ聴講してください。
以下詳細です。
日光活学舎講座 第2回 (全7回)
「二宮尊徳翁の歴史を学び、未来のための思考を深める」
・日にち/平成27年12月20日 (日)
・時 間/午後1時~3時
・場 所/日光市役所 第3庁舎 3階第3・4会議室
・主 催/特定非営利活動法人おおきな木
・定 員/80名
・対 象/どなたでも
・問合せ/お申し込み【お名前、ご住所、お電話番号、メールアドレスをお伝え下さい】
お電話・・・0288-22-2271(日光活学舎)
メール・・・info@nikko-city.info
https://www.facebook.com/events/1670489796530417/
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