小ネタ

退職金を積み立てて、節税にもなる!

[`evernote` not found]

今回の話は自営業の方以外はあまり面白くないかもしれませんが、自営業・中小企業の経営者の方にはちょっと良い話です。

独立してから6回目の確定申告が終わりました。
決算をしてもらう費用もバカにならないので、今回から自分で申告する事にしました。
青色申告ソフトを使って決算書を出したり、国税庁のホームページを利用して申告書を作成したり・・・、
大変でしたが詳しい友人に教えてもらいながら、なんとか無事に終わりました。

3年ほど前から少ないながらも税金を納めるようになり、少しずつ金額が上がってきたのでそろそろ節税を考えなければと思っていた時、
良い方法を教えてもらいました。
もちろん合法的な節税です。
国のお墨付きです。

それは何かというと「小規模企業共済制度」というものです。
中小企業基盤整備機構という独立行政法人がやっている共済制度です。
資料を見てこれは良いと思ったので、さっそく加入しました。
簡単に言うと退職金積み立てですが、この掛金は全額が「小規模企業共済等掛金控除」として、課税対象所得金額から控除されるのです。
確定申告書にも記載する控除欄があるので、見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
例えば年間60万円の掛金の場合、全額が所得控除になるので(課税所得金額が200万円と仮定すると)3万円の節税になります。

更にと言うか、むしろ注目すべき点は返戻率が高いという事です。
小規模企業共済制度のホームページで、掛け金と戻って来る金額のシミュレーションをしてみたところ、
65歳になるまで毎月2万円を掛け金とし、約29年で合計700万円掛けたとします。
65歳で老齢給付として受け取る場合、8,152,400円戻ってくるのです!

そして課税所得金額が毎年200万円と仮定すると、節税出来るが(共済金掛け金だけで)ザッと100万円強になります。
9,152,400円-7,000,000円=2,152,400円
と、その差額は200万円を超えてしまいます。
しかも投資ではないのでリスクはありません。
これは、利用しない手はないですよね。
※これらの金額は一定の条件下での試算結果です。前提条件もご確認ください。

こういう事って国は積極的には教えてくれません。
ただ、自分から調べてみるといろいろ優遇される制度が他にもありそうです。
知っている(もちろんその後、行動が伴って)と知らないのでは、大違いですね。
教えてくれた友達に感謝です。

自分でももっと調べてみたいと思います。
そして、また良い話があったらこのブログでご紹介します。

せっかくの機会ですので、ホームページだけでも、ぜひ見てみて下さい↓
小規模企業共済制度
http://www.smrj.go.jp/kyosai/index.html

[`evernote` not found]

この記事が少しでもお役にたちましたら、はてなブックマークやツイッター等で共有していただけると、たいへん励みになります。
2009-03-17 | Posted in 小ネタNo Comments » 

【美容室の「できるスタッフ」を育成する講座】 できる美容室スタッフ講座