小ネタ
活気があって楽しそうなところに人は集まる
トムはポリーおばさんから塀のペンキ塗りをするよう命じられていたが、
おかまいなく学校の友達と野球に明け暮た。
業を煮やしたおばさんはペンキ塗りを見張ると言い出す。
トムは嫌々ながらもペンキ塗りを始めるが、
塀は長くとても今日中に終わりそうにない。
トムは友人のベンにもペンキ塗りを手伝わせていると、
名案が浮かんだ。その名案とは・・・
罰だったはずのペンキ塗りがいつの間にか
いかにもペンキ塗りを楽しそうにしたのだ。
あまりに楽しそうにペンキを塗っているので、
通りかかる友人たちはペンキ塗りをやりたがるようになるが、
トムは簡単には友人たちにペンキ塗りをやらせなかった。
友人たちはペンキ塗りをさせてもらうために
次々にビー玉やリンゴをトムにあげてペンキ塗りをさせてもらう。
トムのペンキ塗りを冷やかしに来た友人たちは、
みんなトムの罠にはまって宝物を差し出して
ペンキ塗りをさせてもらった。
塀は一日で見事に塗り終わり、
トムは友人たちからたくさんの物をもらい、
さらにポリーおばさんからペンキを塗り終えた事を
誉められた。
つまらなそうなところに人は集まらない
トム・ソーヤーは頭が良いですね。
ただ感心して終わるのではなく、
私達もこのような方法を上手く使えないでしょうか？
スタッフの募集やイベントの集客、
会員になってもらう／問い合わせしてもらう
よく考えれば通常の営業にも応用できるかもしれません。
お店の外に行列があったら「なんだろう？」「何屋さんかな？」と気になりますよね。
「人気」という字は「人」の「気」と書きます。
静まり返った場所やつまらなそうなところに人は集まりません。
活気があって楽しそうなところに人は興味を持ちます。
そのことを忘れかけていませんか？
よく視ればあなたのお店や会社にも
人の気を引きそうなことがありませんか？
マーク・トウェイン／トム・ソーヤーの冒険より
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