小ネタ

忙しい時ほど心に余裕を 多くの仕事を丁寧にやり遂げる極意

[`evernote` not found]

重要度と締め切りを勘案し優先順位を決める
4月になり少し落ち着いてきましたが、
年度末の慌ただしさに加え
消費増税に関わるお客様のプロモーションツール料金変更の対応、
更には地元では議会議員選挙があり、
睡眠時間を削る日々が続く忙しい3月となりました。
このような時は何か一つでも先に進まない事があると
その後のスケジュールがドミノ倒し的に
遅滞してしまうという悪循環が発生してしまいます。
今回は外注先の印刷会社に非常に多くの注文が3月末集中し、
印刷が追いつかず納品日を伸ばしてもらうというトラブルがありました。
次々に入ってくる案件全てを予定通りにとはなかなか行きませんが、
それでも可能な限り計画通りに進めるために
私が心掛けている段取りの仕方を書きたいと思います。

絡まっていない綱から捌く

松尾芭蕉が長良川の鵜飼いに聞いたという話です。
鵜匠は火の加減に注意を払いつつ
一度に九羽か十羽の鵜を同時に捌くといいます。
それぞれの鵜が鮎を追って動きまわるので、
当然手綱が絡みます。
その時焦ってしまったら漁になりません、
下手をしたら大やけどを負ってしまいます。
そんな時はまず絡まっていない綱から捌きます。
次に少しよじれているものをと、
捌けるものから順に捌くと最後にはもつれた手綱も
ひとりでにほどけるそうです。
これを聞いた芭蕉は「全てに通じる真理ですね」と言ったそうです。
私も「そうそうコレ!」と膝を叩きました。

重要度と締め切りを勘案し優先順位を決める

忙しい時ほど一つひとつやる事を洗い出し、
重要度と締め切りを勘案し優先次項を決めてから
取りかからないと混乱してしまいます。
先ほどの鵜飼いの話と同じです。
仕事の性質上「捌く」や「こなす」という言い方は適切ではありませんが
考え方は同じです。
まずは直ぐに終わるもの・簡単にできる事をやります。
どちらかというと事務的な作業です。
そうするとタスクの数もみるみる減っていくので
心理的にも楽になります。
次にデザインものであっても
以前の制作物の部分的な追加・一部変更の案件や
お客様の意向がハッキリしているデザインに取りかかります。
これらが終われば残るのは2つ3つの大物だけになっているので、
通常モードで落ち着いて取り組む事が出来ます。
依頼があった時点で頭の片隅には入っています。
気に留めておくと他の仕事をしている間にも
頭ではアイデアが熟成されているので
一から始めるよりも早く進む事が多いと感じます。
それを試行錯誤しながら形にしていきます。

こうするとやるべき事が多く
忙しいと焦ってしまいそうになる時でも、
案件を把握・整理しとりかかる順番を付ける事で
落ち着いて一つひとつ丁寧にやり遂げる事が出来ます。

[`evernote` not found]

この記事が少しでもお役にたちましたら、はてなブックマークやツイッター等で共有していただけると、たいへん励みになります。
2014-04-12 | Posted in 小ネタNo Comments » 

【美容室の「できるスタッフ」を育成する講座】 できる美容室スタッフ講座