美容室経営
消費税率10％延期!美容室の売り手と買い手(お客様)の良い関係性をつくるために
消費税率10％への引き上げは、
１年半先送りで2017年4月実施となりました。
せっかく？延期になったので、
10％への引き上げまでのこの2年半で
盤石とまでは言わなくても、
引き上げ後もダメージを最小限にとどめられるよう、
しっかりと経営の基盤をつくっていきたいですね。
そのためのキーワードとして
「売り手と買い手の関係性」をあげたいと思います。
小さな幸せがいくつもある幸福
私は「これを買うならここ」というこだわりがあるものがあります。
と言っても大したものではなく、
「ぶどう」「なし」「りんご」「和菓子」「髪を切るお店」など
日常的に消費するものばかりですが、
自分がひいきにしているお店で
ひと言ふた言会話して好きなものを買う事が
小さな幸せです。
だんだん顔なじみになっていく過程も好きです。
一つひとつは小なさ幸せですが、
それがいくつもあると幸福感や充実感が大きくなり、
毎日の生活にも潤いが出てきます。
共通するのは値段が安いからではない事
それぞれのそこで買う理由をあげてみます。
「ぶどう」・・・商品が好き。人も好き。栽培方法も好き。(仕事きっかけ)
「なし」・・・商品が好き。人も好き。(紹介)
「りんご」・・・商品が好き。(通りすがり)
「和菓子」・・・商品が好き。(紹介)
「髪を切るお店」・・・毛量や生え方のクセを理解して上手に処理してくれる。人も好き。(元同僚)
こうして書いてみると理由や切っ掛けは様々です。
商品も人もサービスもと全てが突出している訳ではありません。
共通するのはどこも特に高い訳ではありませんが、
値段が安いから買っているというお店はないという事です。
そう言う理由で買っていたら幸福感はないでしょう。
ぶどうは10年くらいお仕事もしているので、
栽培方法なども聞く事ができてよりファンになりました。
梨や和菓子は紹介ですがおいしさでファンになりました。
りんごは通りすがりですがその味でリピーターになりました。
私の髪を切ってくれる人は元同僚です。
毛量が多く左右で生え方が違う事などを良く理解してくれているので、
とても収まりが良いのです。
仕事柄いろいろなお店でカットしたい気持ちはあるのですが、
カットが上手な人でもクセを理解するまではなかなか難しいようです。
今はまだ詳しいことを知らないお店もありますが、
知ったらもっとファンになると思います。
何を売るか、どのような道筋をつくるか
このように考えると
メインの売り物の質が高いことは大前提ですが、
＋アルファのまたそこで買いたくなる魅力は多様です。
人だったり・こだわりだったり・サービスだったり
美容室もファン化しやすい業種だと思いますが、
大切なのは、
何を売るか／どのように差別化するかを明確にする事と
ファンになってもらうために
どのような道筋(ストーリー)をつくるかです。
誰に対しても同じプロモーションをするのではなく、
相手との関係のそれぞれのレベルに応じて上ってきやすい
階段をつくってみてはいかがでしょうか？
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