美容室経営

サロンでもこれだけは今からやっておきたい消費税8%対策

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サロンでも消費税の対応をしなければなりません
2014年4月に消費税が8%に上ることが決定しました。
社会保障など日本の財政を考えると仕方がないことかもしれませんが、
本当にこのタイミングでやって大丈夫なの?と疑問は残ります。
やることに決まったからには対応しなければなりませんが、
国は税金の無駄遣いだけはやめて欲しいものです。

さて、サロンでも消費税の対応をしなければなりませんね。
まずは、メニュー料金表の表示です。
ショップカード、リーフレット、ホームページやブログに価格を
記載している場合は作り直しや変更の必要があります。
看板に料金を記してある美容室も多いでしょうから出費も馬鹿になりません。
そんな方に知っておいてほしい情報です。

価格表示は「税抜き価格+消費税」で

今回の8%に続き、15年10月には10%に上る予定です。
そのたびにツールを作り直すのは大変ですね。
今現在は税込み表示が義務づけされていますが、
移行の措置として2017年3月までは税抜き価格表示が認められます。
10%に落ち着くまでは「税抜き価格+消費税」(例/3,000円+税240円)と
しておいた方が良さそうです。
ここで困るのが今現在税込みで3,000円など切りが良い数字の料金にしている場合です。
税込みで3,000円ですのでこれに8%をのせて
3,240円とするのもちょっと違う気がします。
かといって本来の税抜き価格から計算して3,085円にするのも中途半端ですね。
値上げしたと思われるのもマイナスですので、
ここはじっくりと考えるべきでしょう。
ともかく表示をどうするか以前に
価格をどうするかということだけでも今から考えておきましょう。

3月の駆け込み需要と4月からの落ち込み防止対策

もう一つ準備しておきたいのが、
3月の駆け込み需要対策と4月からの落ち込み防止です。
ただでさえ忙しい傾向の3月にさらに駆け込みでなだれ込んできても
サービスのクオリティーを落とすわけにはいきません。
かと言ってみすみす見逃す手はありません。
また、税率が上がった直後の4月の落ち込みも心配です。
そこで2月・3月・4月と来店客数を均すようにするための取り組みをしていきましょう。
対策の1つとして、
3月からではなく2月から来店を促す施策(キャンペーンなど)をします。
3月は来客が見込めるのであえて何もせず自然来店に任せます。
この2月・3月に来店したお客様に4月のみに使える割引券や優待券などをさし上げて
4月の来店を誘います。
4月は利益を上げるためと言うよりは、
「税率が上がっても元気に営業しています」というメッセージを外向きだけでなく、
スタッフや協力会社などに対しても発することが一番の目的になります。
やはり一度下降すると再び上昇させるのは非常に時間や労力が必要になってしまいます。
店を落ち込ませないためにもにぎやかにすることでそれ以降につなげていきましょう。

最後に1円玉も今より多めに用意しておいたほうが良さそうです。
今回の増税で8円玉ができれば心配ありませんが、
出来ないでしょうね・・・。

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2013-10-05 | Posted in 美容室経営No Comments » 

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