X
    Categories: 小ネタ

斜め上からのサロンの課題解決法


【問題】以下の3問を5分で回答してください。
Q1.
英国の名門陶器メーカー。
コスト削減で緩衝材をおがくずから新聞紙に変更したらとある問題が発生した。
作業員が新聞を読むようになり返ってコストがかかるようになってしまった。
だが経営陣はこれを見事に解決した。
いったいどんな改善をしたのか?

Q2.(トマトケチャップメーカー)
米国のハインツ。
1970年代ライバルのケチャップ会社に猛烈に追い上げられていました。
ハインツの製品はガラス瓶の容器に入っているために最後が使いにくいと消費者が離れ始めた。
ソフトなチューブに変えようかと検討したが、
伝統とブランド維持のためガラス瓶の容器を貫き通した。
それでも業績を回復できた理由は?

Q3.
とある国で食糧が不足していたのでジャガイモを普及させる事にした。
しかし国民は見たこともないジャガイモに興味を持たず上手く広まらなかった。
最終的には普及に成功したが担当者は何をやったのか?

それぞれの斜め上からの回答

A1.(陶器メーカーの緩衝材の課題)
視覚障害者を雇って、大幅に業績改善。
とあるところでこの話をしたら「その国の言語以外の古新聞を安く購入する」と答えた人がいてそれも良い案だと関心しました。

A2.(ハインツ)
「トマトを贅沢に使っていて中身が濃いからなかなか瓶から出てきません」とうたって、
シェア回復どころか以前より高めた。
普通は商品そのものを改善しようとしてしまいますが、
キャッチコピーだけで消費者の意識を変えてしまったというのは凄いですね。

A3.(ジャガイモ)
ちいさな畑を厳重に警備した。
みんなはよほど貴重なものだろうと興味を持つようになり、
しだいにジャガイモを育てる人が増えていき普及に成功した。

後ろから・横から・上から・下から・そして斜め上からも考える

斜め上からとは逆転の発送とも言い換えられます。
真っ正面から課題に取り組んでもなかなか良い解決策が浮かばない事は多々あります。
正面からだけでなく、
後ろから・横から・上から・下から・そして斜め上から、
男性目線では?女性目線では?子供目線?お年寄り目線?など
違う業種ではどうしているのか?外国ではどうか?昔はどうだったか?
意識的に視点を変える事でそれまで見えなかったものが見えてきます。
また同じ物や状態をみていてもボーッと眺めているだけでは見えません。
何か役に立つことはないかと解決したい課題のアンテナを張っていると
おもしろいほど情報をキャッチできます。
サロン経営は多様な課題がありますが、
このように常識にとらわれない自由な発送をしてみると
意外にも簡単に良い方向にいくかもしれません。

同様の問題をもっと知りたい方はこちらの投稿もご覧ください
自由に発想してみる(ラテラルシンキング)のすすめ
http://www.kanno-dk.com/blog/small-material/3900.html

kdkkanno :